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板門店対話、三清洞状況室でリアルタイムで見守る

登録:2018-01-09 04:38 修正:2018-01-09 07:25
板門店(パンムンジョム)南側地域の「平和の家」//ハンギョレ新聞社

 9日、南と北が2年1カ月ぶりにひざを突き合わせる場所は、板門店(パンムンジョム)南側地域の「平和の家」だ。地上3階建ての建物で、1989年12月に完成した平和の家は会談場や会談代表の控室、大会議室、小会議室などで構成されている。

 午前10時に全体会議が始まると、南と北の代表団が会談場に入場し、南北首席代表のチョ・ミョンギュン統一部長官とリ・ソングォン祖国平和統一委員会(祖平統)委員長が中央で向かい合う。南側代表団5人は左端からキム・ギホン平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピック組織委員会企画事務次長、ノ・テガン文化体育観光部2次官、チョ長官、チョン・ヘソン統一部次官、アン・ムンヒョン首相室審議官の順で在席が配置される。彼らの向かい側にはそれぞれの北側の相手であるリ・ギョンシク民族オリンピック委員会委員、ウォン・ギルウ体育省部長、リ委員長、チョン・ジョンス祖国平和統一委副委員長、ファン・チュンソン祖平統部長が座る。チョ長官を基準にした場合、左側には体育会談が、右には南北関係担当者らが対座することになる。通常、会談代表団の後部座席には南北双方の随行員数人が待機する。

 南北会談場で交わす会話はリアルタイムで“上部”に伝わる。会談の事情に詳しい元当局者は「南側で行う会談は、映像と音声がすべて大統領府に送られるが、北側で行う会談は音声だけ聞くことができる」とし、「北側も同じ状況であり、協議の進行中に指示事項が盛り込まれたメモが入ってくることもある」と話した。会談の状況は、ソウル三清洞(サムチョンドン)の南北会談本部状況室でもリアルタイムで見守る。

 統一部は、会場の「平和の家」に現場状況室を設置し、実務者を投入して会談を支援する予定だ。会談が南側地域で行われるため、韓国側が昼食などを準備することになる。統一部は9日午前7時の南北会談本部にプレスセンターを設け、板門店から伝わるニュースをリアルタイムで伝える予定だ。

チョン・イナン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/826848.html韓国語原文入力:2018-01-08 22:25
訳H.J

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