「第4次汎国民行動」主催側は午後7時30分現在、50万人以上がソウル光化門(クァンファムン)広場一帯のキャンドル集会に参加したと集計した。警察は同じ時刻15万5千人がソウル都心集会に参加したと推算した。1時間ほど前に比べて主催側推算で20万人、警察推算で7万5千人が増えた。汎国民行動主催側はソウルを除く全国各地で25万人がキャンドル集会に参加したと明らかにした。
警察はソウル光化門広場で開かれた「第4次汎国民行動」キャンドル集会に備えて202個中隊1万8千人を配置した。警察は街頭行進に備えて大統領府に通じるソウル内資洞交差点と東十字閣前を最終阻止線として車壁を作った。警察は警察力の大部分をこの二カ所に集中し、万一の事態に備えている。汎国民行動はこの日午後7時30分に本集会が終わった後、光化門広場から栗谷路に沿って西側の内資洞交差点と、東側の東十字閣交差点方向に向けて行進する予定だ。警察は全国100カ所余りで同時に開かれたキャンドル集会に備え、計253個中隊2万2500人の警察力を配置した。
これに先立ってソウル行政裁判所はこの日、朴槿惠(パク・クネ)大統領の退陣を要求する第4回週末キャンドル集会で、先週の集会同様、大統領府から1キロメートル離れた社稷路と栗谷路の行進を許容した。裁判所は大統領府から500メートル離れた景福宮(キョンボックン)の両側にある紫霞門路と三清路一帯でも街頭行進を条件付き(午後3時から5時30分まで)で許容したが、主催側は各種事前行事と本集会の日程などの理由から行進は行わなかった。裁判所は大統領府から200メートル離れた青雲・孝子洞住民センターから先の行進は禁止した。
一方この日午後6時、ソウル光化門広場で始まった「朴槿惠退陣」第4次汎国民行動キャンドル集会本集会では、高3生、女性活動家、セウォル号遺族などが舞台に上がり発言を続けた。
大邱(テグ)から上京してきた高3生ペ・ユジンさんは「朴槿惠・チェ・スンシルゲート、酷すぎませんか。ひとまず拍手しましょう。国民大統合を成し遂げました」とし「大韓民国のすべての権力は国民に由来するのに、あなたには国民になる資格も国民をもてあそぶ権利もありません。あなたはチェ・スンシルの操り人形であっても、私たちはあなたの操り人形ではないことを忘れないよう願います」と話した。
市民団体で仕事をするチェ・イサク氏は15日、朴槿惠大統領の弁護人ユ・ヨンハ弁護士が「大統領である前に女性としてプライバシーがある」として、検察調査を遅らせてほしいと言った発言を聞いて「侮辱された」として発言を始めた。「市民は朴槿惠とチェ・スンシルが女性だからという理由で不当な嫌悪を受けないよう努力してきました。『ミス朴』『江南(カンナム)おばさん』『町のおばさん』『鶏にも劣るバカ、ゴミ、不貞女』のような表現を追放し、嫌悪や差別のない集会を作るために努力してきました」と話した。「しかし、朴槿惠さんはこんな努力を無視して、女性だということをむやみに前面に出し、嫌悪を受けることを選択しました。私たちは朴槿惠さんを女性として嫌悪してはなりません。私たちの怒りは大統領のかかりつけ病院だからという理由でチャウム病院に192億ウォンもの政府支援金が入ることになった経緯、国民の健康権を売って1%の金持ちの私腹を肥やす医療民営化コネクションに向けられなければなりません」と話した。
セウォル号家族協議会のチョン・ミョンソン運営委員長は「セウォル号惨事後、国家改造云々して国民の前で卑劣な涙を流した朴槿惠は、国民の力で作ったセウォル号特別法とセウォル号特調委を強制解体させました。これこそが現政権の無能と無策を見せているではありませんか」と話した。彼は「セウォル号は絶対に完全な姿で引き揚げなければなりません。セウォル号惨事の真相究明で、304人を死に至らしめた者が正しく処罰を受けるようにし、この国の主人は朴槿惠とその反逆者勢力ではなく、私たち国民であることを見せてやらなければなりません」と話した。