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「練炭と顔の色が同じ」 韓国与党代表が黒人留学生に差別発言

登録:2015-12-19 02:32 修正:2015-12-19 06:07
セヌリ党の金武星代表が18日午前、ソウル三聖洞で嶺南大学のセマウル留学生たちと共に基礎生活受給者や一人暮らしの高齢者などに練炭を配達している//ハンギョレ新聞社

 金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表が18日、ボランティア活動をしていたところ、共に練炭を運んでいた黒人留学生を見て「あなたは練炭の色と顔色が同じだね」と言ったと、複数の目撃者が伝えた。

 金代表はこの日の昼12時頃、ソウル冠岳(クァナク)区三聖(サムソン)洞一帯で党青年委員会が(金代表の)参加を呼び掛けた「愛の練炭配達ボランティア活動」を行っていた際、アフリカ系留学生に向かってこう言った。その留学生は嶺南大学の朴正煕(パク・チョンヒ)政策セマウル大学院に在学中の学生で、当時キム代表の発言を聞いて笑っていたと伝えられた。

 同日の行事は、大統領選挙の勝利3周年と年末年始を迎えて進められている「国民と共に暖かい同行:2015全党員奉仕週間」に合わせて行われた。今回のボランティア活動は、「食卓コミュニティ福祉財団ソウル練炭銀行」が主管しており、ボランティアが地域内の基礎生活受給者、一人暮らしの高齢者、低所得家庭、祖孫家庭(祖父母と孫だけの家庭)などに練炭を配った。

 金代表は、この事実がインターネットメディアに報道されるとフェイスブックを通じて謝罪した。金代表は「現場で親しみを表すつもりが、傷付ける結果になりかねないことを考慮しなかった不適切な発言だった。言い訳の余地のない、私の不覚であり、心から深くお詫び申し上げる」と述べた。一方、金代表は同日午後、選挙区の釜山(プサン)影島(ヨンド)区党協委員会の行事に参加し、「来年の20代総選挙を最後に、次の21代総選挙には出馬しない」と明らかにした。

キム・ウォンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-12-18 14:48

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/722535.html?_fr=sr1 訳H.J

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