サムスン電子が第3四半期(7~9月)に半導体事業の好調と為替レート効果により市場の期待値を軽く上回る実績を上げた。営業利益が4分期連続で反騰し、本格的な実績上昇の流れを継続し、売上が50兆ウォン(約5兆円)台に乗り規模と収益性という“二兎”を得たと評価される。
サムスン電子は第3四半期に連結基準で7兆3000億ウォン(約7500億円)の営業利益(暫定)を上げたと7日明らかにした。 昨年第3四半期と比較すると79.8%の増加であり、過去2分期に比べても5.8%増えた。 これによりサムスン電子の営業利益は昨年第4四半期から4分期連続で反騰し、明確な回復傾向を示したことになる。 サムスン電子の分期営業利益は、昨年第3四半期に4兆600億ウォンに落ち込み、第4四半期には5兆ウォン台に回復し、今年第1四半期には5兆ウォン台後半、第2四半期には6兆ウォン台後半に上がった。
市場ではサムスン電子の第3四半期実績で「アーニングサプライズ」(予想以上の株価の動き)と反応している。 アーニング サプライズは証券業界の平均展望値を相当な幅で超える実績が出てきた時に使う言葉だ。 実際、サムスン電子の第3四半期営業利益は金融情報業者にフアンドガイドが集計した証券会社22社の営業利益展望値平均(6兆5865億ウォン)より7000億ウォンも多い。 証券会社22社の展望値のうち最高値(7兆930億ウォン)よりも2000億ウォン以上多い。
サムスン電子の第3四半期売上は51兆ウォンで、昨年同期より7.48%、前分期よりは5.07%増加した。 売上が50兆ウォンを突破したのは昨年4分期以来3四半期ぶりだ。今年第3四半期までの売上高累計は153兆4800億ウォンで、年間売上200兆ウォン突破も無難に達成するものと見られる。第3四半期の営業利益率は14.31%で、最も実績が良かった時期の15%台に肉迫した。
事業部門別実績は今月末の確定実績公示で発表される。市場では半導体と小型有機発光ダイオード(OLED)等が実績改善をリードしたという分析が出ている。 半導体部門はメモリー工程の20ナノ転換にともなう原価改善効果、およびアップルのiPhoneに搭載される“A9”チップの生産と自主開発した“エクシノス”チップ物量の拡大などシステムLSI事業の好調により3兆ウォン台後半の営業利益を稼ぎ出したと見られる。 IM部門はスマートフォンの出荷量増加にもかかわらず、中・低価格製品比重の拡大による平均販売単価の下落で営業利益が1・2四半期と同等の2兆ウォン台後半に留まったものと分析される。
イ・ガグンKB投資証券研究員は「第3四半期の平均為替レートが前分期対比で7%高い水準だった。半導体とディスプレイ製品の価格下落はあったが為替レート効果のおかげで収益性が向上したと見られる」と説明した。