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大韓航空, チョ・ヒョナと共に乗っていたファーストクラス乗客を懐柔?

登録:2014-12-15 16:04 修正:2014-12-16 04:10
“ナッツ リターン”波紋を起こしたチョ・ヒョナ前大韓航空副社長12日午後、ソウル市江西区(カンソグ)傍花洞(パンファドン)の国土部航空鉄道事故調査委員会航空安全監督官室に出頭し謝罪文を発表している。 イ・ジョンア記者 //ハンギョレ新聞社

 チョ・ヒョナ暴言・暴行の全てを見ていて、ネイバーのラインで友人に伝送
会社役員が電話して“言論インタビューの時に確かに謝罪を受けたと言ってくれ”

 チョ・ヒョナ前大韓航空副社長(40)の“ナッツ リターン”事件が報道された後、この事件の“唯一の現場目撃者”であるファーストクラス乗客を大韓航空側が“懐柔”しようとした事実が明らかになった。 検察はこの乗客からチョ前副社長が機内で暴言・暴行などを行ったという証言と共に、当時現場をそのまま記録して知人に送ったモバイルメッセンジャーの画面資料を確保した。

 検察は今週にもチョ前副社長を被疑者として調査する方針を立て、まもなく出頭を通知することにした。

 ソウル西部地検刑事5部(部長イ・グンス)は14日、“ナッツ リターン”当時、チョ前副社長のすぐ前の一等席に座っていたパク氏(32)を前日に参考人資格で呼び調査したと明らかにした。 パク氏は検察の調査で「『こんな×××のような△があるか』として、女乗務員に悪口を言った」、「乗務員の肩を搭乗口の壁まで3メートルほど押した」、「(マニュアル)ファイルを巻いて、乗務員の脇の壁を打ち付けた」など、チョ前副社長の暴言・暴行を具体的に述べたという。

 この乗客は当時の機内状況とチョ前副社長の暴言・暴行などをモバイル メッセンジャ“ネイバー ライン”を通じてリアルタイムで友達に伝送したが、検察にこの記録を全て提出した。 検察関係者は「記録が極めて生々しくて、当時の状況をビデオで見ているようだった」と話した。 当時、ファーストクラスにはチョ前副社長の他にはパク氏が唯一の乗客だった。 彼は大韓航空の「座席アップグレード サービス」で一等席に座り、暴行・暴言の現場を目撃することになった。

 パク氏は検察の調査を受けた後に記者たちと会って「機内でストレスを受け、帰国後に大韓航空側に抗議した。 ところが何の連絡もなくて、マスコミの報道後にある役員が電話をしてきて『大韓航空の模型飛行機とカレンダーを謝罪の意味であげる』と言った。 そして『ひょっとして報道機関とインタビューすることがあれば、確かに謝罪を受けたと言ってくれ』とまで言った」という。

 検察関係者は「チョ前副社長の行為は、単純な“甲乙(上下)関係”や騒動、あるいは無法な振舞いでは済まず、業務妨害と証拠隠滅という犯罪として見る必要がある」として「今週にもチョ前副社長を被疑者として呼ぶ方針」と話した。

キム・キュナム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/669089.html 韓国語原文入力:2014/12/15 01:00
訳J.S(1330字)

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