指導部責任論が出ない正義党
‘従北フレーム’に足をとられた進歩党
労働党も注目得られず
野党統合議論は困難な状況
7・30再補欠選挙が野党の惨敗に終わり、新政治民主連合はキム・ハンギル、アン・チョルス両共同代表が選挙敗北の責任を負って退陣し、党は連日世論の叱責を受けるなど深刻な後暴風に苦しんでいる。 しかし一議席も得られない進歩政党は、完全に有権者の関心圏外に押し出されている。 党内では‘統合’、‘革新’、‘反省’等の話が出ているものの、鮮明な代案た新たな突破口を模索する動きも相対的に微弱に見える。
正義党は選挙翌日の31日に開かれた常務委員会で、7・30再補欠選挙について「野党圏が代案勢力といて認められず、無能のために国民の希望を受け止められなかった」と評価した。 しかし‘公認波動’等、外部的要因に関する話が出てきただけで、指導部責任論などの話は出てこなかった。 続いて開かれた議員総会では、反対に「正義党の認知度が上がり、選挙での存在感を確認できたという点で意味があった」という多少肯定的な評価も出てきたと伝えられる。 ある正義党関係者は「指導部では野党圏革新という話を掲げているものの、何らかの代案がある状況ではない。 外部から話が出ている(野党圏)統合議論は(正義党としては)新政治連合はもちろん統合進歩党、労働党などとも現実的には困難な状況」と話した。 正義党は来る11日に代表団、議員団、市道党委員長などが参加する連席会議を開き、今回の選挙を評価して今後の進路を模索する計画だが、画期的な方案を期待することは難しい状況だ。
キム・ソンドン元議員の地方区であった全羅南道順天(チョンナム・スンチョン)・谷城(コクソン)選挙区に党の総力を集中した統合進歩党も、有権者の冷たい評価を受けた。 イ・ジョンヒ代表など党指導部が総力で応援したが、イ・ソンス候補は6%の得票率に終わった。 残りの地域でも存在感を示せなかったというのが党内の評価だ。 その上、ソウル銅雀(トンジャク)乙選挙区で労働党との単一化に成功したことと、京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)選挙区で進歩陣営単一候補であるキム・トクジュン候補を支援して6%の支持率を得たことが‘小さいながら大きな意味がある’と評価する程度だ。 統合進歩党としてはイ・ソクキ議員裁判で従北フレームから抜け出せず、憲法裁判所で政党解散審判が進行している状況もまた、下半期の活路摸索に現実的な障害物として作用している。 イ議員の裁判は来る11日に宣告を控えていて、憲法裁判所の決定も年内には出されるものと見られる。 チョン・クォンヒ進歩党戦略室長は「イ議員の裁判や憲法裁判所の裁判で選挙の時に多くの攻撃を受けた。 克服しなければならない課題だが、容易ではない」として「これとは別に統合という長期的な課題を準備していくことを考えている。 地方選挙前に行われた進歩政党統合議論には招待さえ受けられなかったが、今後は参加の可能性があると見る」と話した。
ナ・ギョンウォン-ノ・フェチャン激戦地(ソウル銅雀乙)で、キム・ジョンチョル候補が完走し、両候補間の票差を上回る1.6%の得票を記録した労働党内部でも、党の進路を巡り苦悩が深まっている。 どんな形であれ連帯なしには国会進出が容易ではないことを確認したためだ。 労働党は今回、正義党との候補単一化を拒否したが、内部的には今後は正義党を含め統合進歩党、緑色党など進歩政党の統合と革新が必要だという点では共感している。
ハ・オヨン記者