桜田義孝(写真)日本文部科学副大臣が‘河野談話’修正のために総力を挙げている日本維新の会の集会に参加して、談話はねつ造されたものだという趣旨の発言をした。
韓国の教育部次官に該当する桜田副大臣は3日、東京千代田区の憲政記念館で開かれた日本維新の会の国民大集会に参加して 「私は事実をねつ造することを非常に嫌う人間だ。 皆さんと気持ちは同じで、考え方も同じだ。 最善を尽くして応援する。 最善を尽くしてほしい」と話した。 彼は集会の途中で演壇に上がり、この発言だけを残して会場を離れた。
この日は昨年5月、桜内文城 日本維新の会衆議院議員が慰安婦研究の権威者である吉見義明 中央大学教授の研究書に対して 「これはねつ造されたこと」という発言をして損害賠償請求訴訟にあったいわゆる‘吉見裁判’の3回目の弁論日だった。 桜田副大臣は慰安婦動員過程で日本軍の介入を認め謝罪した河野談話はもちろん、それに関連した日本学者の研究をひっくるめてねつ造だと非難したわけだ。 <東京新聞>は「談話を検証しようとしている安倍政権の方針に対して韓国の憂慮が高まっている中で、政府の要人が公然と修正を支持する発言をした」と憂慮した。
発言の波紋が大きくなるや日本政府のスポークスマンである菅義偉 官房長官が鎮火に乗り出した。 菅長官は4日、定例記者会見で「河野談話を継承するという政府の見解を説明し、桜田副長官もこれを理解した。 今後、誤解を呼び起こすことがないよう留意することを望む」と話した。 彼は3日にも河野談話を「検証する必要がある」と話しながらも 「検証が必ずしも談話修正を意味するものではない」と一歩退く姿を見せた。 河野談話を修正することで予想される途方もない外交的波紋を念頭に置いた発言と解釈される。
東京/キル・ユンヒョン記者、写真/共同 聯合ニュース