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天主教正義具現司祭団、 「朴槿恵大統領の辞退」 促す

登録:2013-12-05 01:46 修正:2014-09-05 19:49
天主教正義具現全州教区司祭団の神父と信者たちが22日夜、全北(チョンブク)群山市(クンサンシ)の寿松洞(スソンドン)聖堂で時局ミサを終え、寿松洞ロッテマート前でロウソク文化祭を開いている。 群山/キム・ポンギュ選任記者bong9@hani.co.kr

 天主教正義具現全国司祭団(司祭団)が4日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の辞退を促し、そのために殉教者の姿勢で抵抗する覚悟を明らかにした。 先月22日、全州教区司祭団が時局ミサを開き、朴大統領の辞退を促してから12日ぶりに全国司祭団の立場を明らかにしたわけだ。

 司祭団はこの日出した立場文で "新教、仏教、円仏教に続き天道教までが官権不正選挙を告白し、大統領の責任ある決断を促したにも関わらず不通と独善、反対勢力に対する弾圧で一貫する恐怖政治の寿命はさほど長くない" として "今からでも、これらすべてのことの責任を負って自ら退くことが名誉なことだ" と主張した。

 司祭団は "大統領は原則に忠実だった検察総長と捜査チーム長を追い出し、捜査を妨害し、国家情報院が作成流布した数百万件の大統領選挙介入コメントが明らかになっても知らぬ振りで一貫しており、それどころか不正選挙を口にすれば誰でも‘従北追い込み’の餌食とした" と明らかにした。 司祭団は続けて "全州教区司祭団時局ミサに対して理念のくびきまで覆い被せ、韓国天主教会をはなはだしく冒とくし深い傷を負わせてくれた。 良心の命にともなう司祭の声をアカの扇動に追い立てるふるまいは、後ろめたい権力が決まってうんざりするほど繰り返してきた危機対応方式だった" と批判した。 司祭団は特に "新聞と放送の悪意の付和雷同も一役買ったが、明らかに韓国報道機関にとって恥として記録される事件" と指摘した。

 司祭団はまた "権力に抵抗するたびに歴史は教会に重い代価を要求してきた。 血にまみれた殉教の歴史がこれを端的に立証してくれる。 しかし不正に対する抵抗は、私たちの信仰の脈拍のようなものだ。 試練は教会の魂を浄化して内的に鍛練させる。 常にそうだったように、私たちはイバラの道を拒みはしない。 神の国を夢見て生きていく我らが司祭にとっては、それが喜びでありまた当然の事だ" と告白した。 司祭団は "選挙不正の責任を問うことが、たとえ苦難を招こうとも私たちはこの十字架を背負うことを躊躇しない。 時代の不正を目撃しても沈黙するならば、それは司祭の職務遺棄であり自己否定だ。 最近のフランチスコ法王の最初の勧告文‘福音の喜び’が幾度も強調しているように、教会の司牧は苦痛を受ける人々と共に苦痛を分かち合う。 司祭はまさにそのことの生け贄だ" と明らかにした。

 司祭団は最後に "維新独裁のみじめな結末は、すべての執権者にとって痛恨の教訓" として、大統領、政府、与党の全面的な回心を促し、"不正に対抗することから私たちは決して退かないだろう。 すべての司祭と修道者、そして教友に今日の暗さを勝ち抜く祈祷をお願いする" と結んだ。

 司祭団側は今後、教区別リレー時局ミサを続ける計画だ。 司祭団のある司祭は「最初の時局ミサはクリスマス直前になるだろう」と話した。

チョ・ヒョン宗教専門記者 cho@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/614075.html 韓国語原文入力:2013/12/04 23:29
訳J.S(1449字)

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