南陽乳業の‘物量押し込み’で被害を受けた代理店主の集いである南陽乳業代理店協議会(代理店協議会)が南陽乳業との交渉中断を宣言した。 先月21日に交渉を始めて以来一ヶ月ぶりだ。
代理店協議会は19日ソウル中区(チュング)の南陽乳業本社前で記者会見を行い 「18日までに進展した案を提示してくれと言ったが返事を得られなかった。今日から交渉を中断する」と明らかにした。
両側は補償金額を巡って最も尖鋭に対立している。代理店協議会側は被害代理店主に5年間の売上額の20%を弁償してほしいと要求している。代理店ごとに毎月物量押し込み規模が売上額の20%水準という判断に基づいたものだ。 代理店当たり約2億ウォンに該当する金額なので、代理店数(1500店舗余り)を考慮すれば、全体の賠償額は3000億ウォン規模だ。 ただし代理店協議会は所属する200余の前・現職の店主に対しこれを支払えとの要求であるので、全体賠償額は400億ウォン程度と主張している。
しかし南陽乳業は物量押し込み被害として立証された金額相当だけを補償するという立場だ。 また、代理店協議会の主張を受け入れれば、費用負担があまりに大きく困難だと主張している。 チェ・ギョンチョル南陽乳業理事は「5年間の売上額の20%ならば2億ウォン以上を与えなければならない代理店が多く、規模の大きな所には4億~5億ウォンずつを与えなければならない。 それをすべて計算すれば6800億ウォンを越える」と話した。
コンピュータ注文システムの改善方式も争点だ。 代理店協議会側は物量押し込みを源泉遮断できる方式を要求している反面、南陽乳業側はコンピュータ システム改善の具体的方向を提示していない。
7回の交渉を経て被害補償機構の用意と‘押し込み根絶の約束’という文面に対しては合意を見た。 だが、代理店協議会側が要求する具体的履行過程に対する約束を南陽乳業が受け入れていない。
御用組織との疑いを受けている南陽乳業全国代理店協議会(全国協議会)と南陽乳業の交渉妥結のせいで、代理店協議会は南陽乳業の交渉姿勢と意志を疑っている。 ナム・スンフン代理店協議会総務は「15日の非公式的会合で南陽乳業は被害弁償額として総額30億ウォンを提示した。御用団体が代理店主ごとに約1000万ウォンずつの緊急支援金を受け取ることにしたのと同等の線で合意しようという提案だった。 御用団体と速戦即決で妥結した理由がこのような形で提案するためであったようだ」と話した。
ホ・ジェヒョン、チェ・ユビン、ユ・シンジェ記者 catalunia@hani.co.kr