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‘三星(サムスン)白血病’映画、市民が力を集めて作る

登録:2012-11-01 20:58 修正:2012-11-02 00:37

三星電子半導体工場で仕事をして白血病で亡くなった労働者の話が映画になる。

 ソーシャルファンディング業者である‘グッド ファンディング’は1日、映画<もう一つの家族>(写真)製作費準備のためにクラウド ファンディング(社会関係網サービスやインターネット等を通じて大衆から資金を集める方式)を始めると明らかにした。

 映画は半導体会社に通った娘を白血病で失った平凡な家族が、娘の死に関する真実を明らかにするため巨大企業を相手に苦しい戦いを行う話だ。 俳優パク・チョルミン氏とユン・ユソン氏が亡くなった娘との約束を守るために大企業に対抗する両親を演じる。

 この映画は社会的に敏感な素材を扱っており、これまで投資家募集に困難を来たしていたと伝えられた。 メガホンを取ったキム・テユン監督は「映画を作ると言った時、周辺が止めたが多くの人々がこの問題を共に考え解決策を見出せることを願う気持ちで演出を決意した」と話した。

 投資はグッド ファンディング ホームページ(goodfunding.net)を通じて今月末まで行われ、初期目標金額は1億ウォンだ。 1人当り最低5000ウォンから参加でき、後援者には後援支援金額に応じて試写会招待券・DVD等の恩恵が与えられる。 シン・ヒョンオク グッド ファンディング代表は「クラウド ファンディングは社会問題に対して大衆が共に関心を持ち疎通できる機会を提供する」として「変化を望む多くの方々の関心を待つ」と語った。

 一方、マッコーリー特恵疑惑を扱った<マッコリア>と李明博政府5年を回顧するなど社会告発性格が濃厚な映画が先月開封され、上映館数は少ないが高い客席占有率を示している。 故キム・グンテ民主統合党常任顧問が体験した拷問実話を扱った映画<南営洞(ナミョンドン)1985>(22日封切り)、ソーシャルファンディングで投資金を集めた光州民主化運動を素材とした映画<26年>(29日封切り)も封切りを控えている。

イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/558671.html 韓国語原文入力:2012/11/01 20:44
訳J.S(1003字)

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