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三星(サムスン)労働者 白血病 国際学術誌に掲載された

原文入力:2012/07/25 19:06(1027字)

キム・インア教授など‘IJOEH’に論文
社説でも紹介…表紙にはファン・ユミ氏

産業・環境保健分野の著名な国際学術誌が三星(サムスン)電子半導体工場労働者の白血病問題を集中照明した。

  環境保健市民センターと‘半導体労働者の健康と人権守り、パンオルリム’は25日、国際学術誌である職業環境保健国際ジャーナル(IJOEH)が7月に出した最新号(季刊4~6月号・写真)に韓国職業環境医学女性専門家4人の共同論文‘韓国半導体産業労働者に現れた白血病と非ホジキンリンパ腫問題’を特別寄稿(special contribution)で載せたと明らかにした。

  この学術誌はまた、表紙に三星電子半導体工場に通って白血病にかかり亡くなったファン・ユミ氏の写真を載せ、社説でも‘電子産業労働者の癌危険を理解するための英雄的闘争:三星の事例’という題名で三星電子の白血病問題を詳しく紹介した。

  論文の共同著者であるキム・インア延世(ヨンセ)大保健大学院教授、キム・ヒョンジュ檀国(タングク)大医大教授、イム・シンエ慶熙医療院教授、コンユ・ジョンオク韓国労働安全保健研究所研究員はこの論文で2007年11月から2011年1月の間に三星器興(キフン)工場で発生した白血病と非ホジキンリンパ腫事例17件の特性を記述して、この病気にかかった労働者の診断当時の年齢が平均28.5才であり入社から診断までの平均潜伏期は104.3ヶ月(8年7ヶ月)だったと明らかにした。

  これらの著者は「三星側の拒否で工場に関する情報を得られず、これら労働者の病気と職業との関連性を明らかにできなかった」として「関連性は公式的で独立的な研究を通じて明らかにならなければならないが、今直ちに労働者が潜在的な露出危険から保護されなければならない」と指摘した。

  チェ・イェヨン環境保健市民センター所長は「著名な国際学術誌が専門家たちの検討を経て関連論文を載せたことは論文の信頼性を確認したこと」とし「学界と産業界で論争してきた韓国半導体産業の作業場安全問題が新しい局面を迎えることになった」と話した。 キム・ジョンス先任記者 jsk21@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/544254.html 訳J.S