原文入力:2012/06/03 20:53(938字)
高3の時に入社して‘LCD工程’
ユン氏 13年間 稀貴病と闘病し死亡
三星電子 液晶表示装置(LCD)パネル工場で仕事をして重症再生不良性貧血で倒れ闘病してきたユン・某(31)氏が去る2日夜9時56分に亡くなった。‘半導体労働者の健康と人権守り、パンオルリム’(以下 パンオルリム)は3日「ユン氏は三星電子の生産ラインで仕事をして白血病などで亡くなった56人目の犠牲者」と明らかにした。
ユン氏は群山(クンサン)女子商業高等学校3学年に在学中の1999年6月から三星電子液晶表示装置事業部 天安(チョナン)事業場に入り仕事をした。 入社して5ヶ月後の同年11月、ユン氏は仕事中に倒れ、重症再生不良性貧血の診断を受けた。 再生不良性貧血は骨髄細胞機能などが低下して骨髄組織が脂肪に代替されることにより赤血球・白血球・血小板が全て減少する血液疾患で、白血病と発病原因が同じだと伝えられている。
ユン氏は工場で液晶表示装置パネルを切断する業務などに従事していた。 「生前、ユン氏が‘酸っぱく不快なにおいがする化学物質が埋まっているパネルを直接切断し、その過程で微細なガラス粉が飛んだ’と証言した」とパンオルリムはこの日明らかにした。 入社当時、ユン氏は血液検査で何の異常もなく、家族の中にも関連疾患者はいなかった。
発病直後の1999年12月に退社したユン氏は去る13年間、輸血を受けながら生命を維持してきたが、去る5月に状態が急激に悪化しソウル聖母病院に入院して治療を受けてきた。 ユン氏の家族は勤労福祉公団に労働災害補償保険療養給付の請求を準備している途中だった。 これに対して三星電子関係者は「ユン氏が若くして息をひきとっことは残念だが、死亡原因の業務関連性有無はまだ判断する状況ではない。 遺族たちが労災申請をすれば誠実に対応する」と明らかにした。
ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr
原文: 訳J.S