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首都圏 電車料金 引き上げへ 年内に100~200ウォン上げる方案 推進中

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/478888.html

原文入力:2011-05-19午後11:18:05(1198字)
ソウル市 "老人無料乗車の増加で赤字累積"

ユン・ヨンミ記者

ソウル、京畿内、仁川など首都圏地域の電車(地下鉄)料金を年内に100~200ウォン上げる方案が推進されている。
ソウル市関係者は19日 「4年にかけて地下鉄料金が凍結さえた状態であることに加え、老人人口の増加で無賃乗車による地下鉄運営赤字がますます拡大している」として「基本料金を引き上げる方案を京畿道、仁川市と実務的に協議している」と話した。また別のソウル市関係者も「昨年から京畿道、仁川市とともに地下鉄運送赤字減少方案を議論してきた」として「今年下半期に100~200ウォン引き上げる案を検討している」と説明した。

ソウル地下鉄の基本料金は2007年4月に800ウォンから900ウォンに100ウォン上がった以後、足掛け4年据え置かれている。地下鉄1~4号線を運営するソウルメトロが今年3482億ウォン、地下鉄5~8号線を運営する都市鉄道公社が今年2266億ウォンの赤字が予想されるなど、毎年発生する数千億ウォンの運送赤字を減らすために料金引上げが避けられないというのがソウル市の意見だ。2007年以後、今年まで5年間のソウルメトロと都市鉄道公社の累積赤字は2兆2654億ウォンに達すると市は推算した。

ソウル市は財政運用計画により地下鉄料金を2年ごとに100ウォンずつ上げる方針を定めたが、2009年と2010年には世界金融危機以後の難しい経済条件などを考慮して基本料金を凍結した。

ソウル市は合わせて無賃乗車が地下鉄運送赤字の主要要因だと見て、無賃乗車による損失費用を政府からの補填を受ける方案を推進している。ソウル市関係者は「去る13日、ソウル・京畿・仁川・大田・大邱・釜山・光州市の地下鉄運営機関代表が参加した会議で、無賃乗車による損失額を政府が補填する方案を用意して欲しいと政府に建議することにした」と話した。

地下鉄無賃乗車対象は老人福祉法・障害者福祉法などにより65才以上の高齢者、障害者、国家有功者などと規定されている。ところで老人人口がますます増え無賃乗車による地下鉄運送赤字も拡大している。昨年、無賃乗車にともなうソウル地下鉄の損失規模は2227億ウォンで、全体運送収入の17~18%に達する。無賃輸送損失は2006年1789億ウォン、2007年2062億ウォン、2008年2218億ウォン、2009年2219億ウォンであり、2010年まで含めれば5年間で総額1兆515億ウォンに達する。 ユン・ヨンミ記者 youngmi@hani.co.kr

原文: 訳J.S