先日在韓米軍基地から出発した米軍輸送機が米国本土を経由し、欧州や地中海、エジプト付近に出現したことが分かった。イランと戦争中の米国が、防空ミサイル「パトリオット」などの在韓米軍の兵器を中東に移送しているのではないかという見方が出ている。
8日、民間のリアルタイム航跡追跡サイトを調べた結果、米軍の大型輸送機C-17は3日から7日にかけて、京畿道平沢(ピョンテク)の烏山(オサン)基地から相次いで離陸した。そのうち6機は米国のアンカレッジへ、3機は欧州と地中海に向かった。
5日午後3時頃、平沢の烏山基地を出発した1機の米軍輸送機C-17は、米国アンカレッジなどを経由してドイツのシュパングダーレム空軍基地に到着した後、6日(現地時間)午後8時頃に同基地を離陸し、同日の午後11時24分に地中海東部沿岸に姿を現した。6日午前9時18分に烏山基地を出発した別のC-17は、米国アンカレッジ、ニュージャージー州マッカイア空軍基地、ドイツのシュパングダーレム空軍基地を経由し、7日午後7時40分に地中海東部沿岸に到着した。これに先立ち、5日から6日にかけて烏山米空軍基地では、異例にもC-5輸送機「ギャラクシー」1機とC-17輸送機5機が集結している様子が韓国メディアに捉えられた。8日にはこの基地でC-5が1機、報道陣のカメラに捉えられた。在韓米軍側は作戦上の機密を理由に、米軍輸送機の飛行経路や目的を明らかにしていない。
今回の輸送機の飛行は、9日から19日に予定されている上半期の韓米合同演習「フリーダム・シールド(自由の盾)」の準備に向けたものである可能性もある。だが、演習を準備するために韓国に到着したこれらの米軍輸送機が、今回のように本土に帰還した後、欧州や地中海方面に飛行するのは異例のことだ。最近、在韓米軍基地の複数に分散配備されていたパトリオットが平沢・烏山基地に移されたことが明らかになり、パトリオットが中東地域に移送された可能性が浮上している。