朴槿恵(パク・クネ)元大統領の支持者団体が、最大野党「共に民主党」から大統領選に出馬しているイ・ジェミョン候補の支持を宣言した。
朴槿恵サポーターズのキム・ドンニョル会長は19日、ソウル汝矣島(ヨイド)の民主党中央本部で記者会見を行い、イ候補支持を宣言した。キム会長は「私と一緒に太極旗を手に生死苦楽を共にした同志のみなさんと共に、イ候補を公開支持する」と表明した。
この日のイ候補支持宣言の名簿には、朴槿恵サポーターズ、自由大韓民国を守る運動本部、政治改革連帯、「国民の力」責任党員協議会京畿北部本部など7団体が名を連ねた。朴元大統領の支持者たちはこの日、民主党に入党。民主党はキム会長を中央選挙対策委員会の全国民和合委員会の常任委員長に任命した。
キム会長はこの日、12・3内乱への反省なき与党「国民の力」を強く批判した。同氏は「真摯な謝罪と自己反省もなく、ひたすら党の主導権掌握と権力を狙って国民をあざむいていることに、国民は怒っている」として、「庶民は暮らしがますます厳しくなっているのに自己反省さえない『国民の力』に対する支持を撤回し、離れようと考える」と述べた。そして「2人の元大統領の弾劾へとつながった国政の混乱と国民の分裂に対する一抹の責任感さえ否定し、一貫して責任転嫁ばかりしている破廉恥な党のアイデンティティーに対する幻滅と怒りを鎮めつつ、国民統合と和合を実践しようとしているイ候補の支持を公開宣言することになったもの」だと付け加えた。
与党の予備選挙でホン・ジュンピョ前大邱(テグ)市長を支援した一部の支持者も、先にイ候補への支持を宣言している。「ホン・ジュンピョと共にした人々」(ホン前市長支持会ホンサモ、ホンサラン、国民統合チンホン、ホン・ジュンピョ陣営SNSチームなど)は13日の記者会見文で「『国民の力』にはもはや大韓民国を代表する保守政党と呼ばれる資格はない。ホン前市長が夢見る保守と進歩が共存する『統合』の国を実現するために、この場に立った」として、「分裂を乗り越えて統合を目指す大転換の道において、大韓民国を先進大国へと導く政治家はイ・ジェミョン候補だと考える」と述べている。