韓国最大野党「共に民主党」の大統領候補を選ぶ予備選挙に出馬しているイ・ジェミョン候補が、与党「国民の力」の候補や、野党「改革新党」のイ・ジュンソク候補との仮想3者対決で、支持率50%に迫っている。
ハンギョレとSTIが昨年12月4日から今年4月20日にかけて、中央選挙世論調査審議委員会に登録された67の世論調査を総合して抽出した「大統領選挙支持率予測調査」で、イ・ジェミョン候補は、国民の力の予備選に出馬しているキム・ムンス候補、改革新党のイ・ジュンソク候補との3者対決(22日現在)において、先週より2.6ポイント上昇の49.8%の支持率を示した。キム候補は先週より0.4ポイント下落の25.9%、イ候補は1ポイント下落の7.2%だった。
国民の力の候補をハン・ドンフン候補とした3者対決では、イ・ジェミョン候補は2.4ポイント上昇の48.4%を記録した一方、ハン・ドンフン候補は19.3%、イ・ジュンソク候補は7.5%にとどまった。同じくホン・ジュンピョ候補を含めた3者対決でも、イ・ジェミョン候補が2.5ポイント上昇の48.8%の支持率を記録した一方、ホン・ジュンピョ候補とイ・ジュンソク候補は先週と大差のない24.6%、7%だった。
すべての3者対決構図で浮動票が急増しているが、これは「ハン・ドクス出馬説」の影響とみられる。実際に、ハン・ドクス出馬説が浮上した直後の13~15日の3者仮想対決では、それまで20%台にとどまっていた保守層内の浮動票が最大43.3%にまで膨らんでいる。