4日の憲法裁判所による尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾訴追の認容を受け、第21代大統領選出のための早期大統領選挙の幕が上がった。選挙日として6月3日が有力視されるなか、与野党は各党の大統領候補を選出するための選挙戦の準備に突入した。
ハン・ドクス大統領権限代行首相はこの日、ノ・テアク中央選挙管理委員長と電話で話し、6月3日火曜日を大統領選挙日に指定することで合意したという。憲法第68条は、大統領の欠位の場合、60日以内に選挙を実施するよう定めており、今回は尹前大統領が罷免された日の60日後である6月3日が期限となる。ハン権限代行は早ければ8日に定期国務会議で大統領選の日にちを確定し、選挙日を臨時公休日とする案件を通すものとみられる。ハン権限代行は「遅くとも選挙日の50日前」までに選挙日を公告する必要があるとする公職選挙法第35条にしたがい、4月14日までに大統領選挙日を確定して公告しなければならない。
6月3日が大統領選挙日として確定すれば、5月10日~11日に大統領候補登録、5月20日~25日に在外国民投票、5月29日~30日に事前投票が行われ、公式の選挙運動期間として5月12日から6月2日までの22日間が与えられる。中央選挙管理委員会は4日から大統領選予備候補者の受付を始めた。中央選挙管理委員会の関係者はハンギョレの電話取材で、「公職選挙法上、選挙実施事由(罷免)が確定したときから予備候補の登録を受け付けることになっている」と説明した。選管の候補登録日まで1カ月ほどしかないため、野党「共に民主党」や与党「国民の力」などが大統領選候補を選出する党内予備選も圧縮して進められるものとみられる。
民主党では、各種の世論調査で30%を超える支持率を得て先頭を走る同党のイ・ジェミョン代表の独走のもと、キム・ギョンス元慶尚南道知事、キム・ドンヨン京畿道知事、キム・ドゥグァン元慶尚南道知事、キム・ブギョム元首相、キム・ヨンロク全羅南道知事、パク・ヨンジン前議員、イ・クァンジェ元江原道知事、チョン・ジェス議員などが選挙戦に突入することになるとみられる。共に民主党の指導部の関係者は「実務的な準備はできている。まもなく選挙戦の日程が発表されるものと思われる」としたうえで、「早期大統領選のための特別党規を準備し、候補と選挙人団の募集などを順に進めていく」と述べた。圧倒的な支持を得ているイ代表の無難な選挙戦通過が予想されるため、選挙戦期間は2~3週程度の短さだろうとみる予想も党内外から出ている。
「国民の力」で浮上している候補は10人を超える。国民の力では、支持率1位のキム・ムンス雇用労働部長官の出馬の可能性が論じられており、アン・チョルス議員、オ・セフン・ソウル市長、ユ・スンミン元議員、ハン・ドンフン前代表、ホン・ジュンピョ大邱(テグ)市長はすでに出馬の意向を明らかにしている。キム・テフム忠清南道知事、ユ・ジョンボク仁川市長、イ・チョルウ慶尚北道知事らも出馬を検討中だ。
国務委員(閣僚)と広域市・道の首長が大統領選挙に出馬するためには、大統領選挙日の30日前の5月4日までに辞任しなければならない。国民の力の上層部の関係者は「共に民主党とは違ってわれわれは誰が候補になるのか不明な状況であるため、選挙戦では4~5週間ほどの予備選挙を行い、関心を最大限集めるのが良いと思われる」と述べた。序盤の世論調査の成績に応じて、オ・セフン市長やホン・ジュンピョ市長などの現役の自治体首長の候補は、大統領選挙レースで早期離脱し、職にとどまる可能性があるという観測も出ている。
祖国革新党は、大統領候補を選出するかどうか悩んでいる。改革新党は大統領候補として、早々にイ・ジュンソク議員を選出した。