4日午前、憲法裁判所が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾について、全員一致で認容を決定し尹大統領の罷免を決めた後、韓国の証券市場は急騰し、最近大幅に下落していた韓国ウォンが上昇傾向を示した。
この日午前11時から憲法裁判所が決定文の朗読を始めた直後、1ドルあたりのウォンレートは一時、1430ウォン台前半まで上がった。弾劾審判の宣告の終了後は再びウォン安傾向が強まり、1ドル1430ウォン台後半となっている。
この日、ムン・ヒョンベ憲法裁判官の決定文の朗読で、12・3戒厳事態当時の国会状況について「国家緊急権の行使を正当化できない」「憲法・戒厳法上の宣言要件に違反する」などの発言をすると、ウォン・ドル為替レートは1ドル1430ウォン台前半までウォン高が進んだ。2月24日の日中終値の基準で1ドル1427.4ウォン、25日に1ドル1430.4ウォンを記録して以来、最も上がった水準だ。
この日午前のレートは、前日の日中終値より16.5ウォン高の1ドル1450.5ウォンで取引を開始し、午前中に1430ウォン台後半まで上がり続けた。米国発の関税爆弾でドル安が進んだことに加え、尹錫悦大統領の弾劾宣告を前にして、政治的不確実性が解消される可能性が高まり、ウォン価が急激に上昇したのだ。午前11時前まで1ドル1430ウォン台後半で高止まりしたレートは、ムン裁判官が決定文の朗読を始めた直後から、ウォン高の勢いが増した。
弾劾宣告後は有価証券市場も反騰した。KOSPIは昨夜のニューヨーク証券市場がトランプ政権の関税政策発表によって暴落したことに比べると、相対的に下落傾向は大きくなく、取引中に一時上昇に転じた。KOSPIは前日より1%以上下げた2450.49で取引を始めたが、憲法裁判所の弾劾宣告の約40分前である午前10時20分から約10分のあいだ上昇に転じ、2490台後半まで上昇してから小幅に下落するなど、上げ下げを繰り返した。しかし、憲法裁判所の決定文の朗読が始まって6分過ぎには再び上昇に転じた。弾劾の可能性を高める発言が出てきた後だ。宣告を終えた後の現在は、強気傾向を示している。
コスダック指数は前日より0.9%下げた677.23で取引を始めたが、午前中に上昇に転じ、680台後半まで動いた。決定文の朗読開始後には、午前の取引で2%以上の上昇幅を記録したが、再び上昇幅は縮小し1%台の上昇となっている。
有価証券市場では、時価総額10位までの銘柄の株価は乱調傾向を示した。時価総額1位のサムスン電子は弱含みの相場を示し、2位のSKハイニクスは3%以上下落した。前日の米国発の関税適用例外で大きく上昇したサムスンバイオロジクスは1%台の下落傾向を示した。一方、LGエネルギーソリューションは3%以上上昇した。
いわゆる「(最大野党「共に民主党」代表の)イ・ジェミョン・テーマ株」として挙げられる政治関連の銘柄は上昇傾向を示した。