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戒厳当日、国会に投入された707特任団長「銃器使用の可能性あった」

登録:2025-02-07 02:37 修正:2025-02-07 09:26
「ヘリコプターに小銃用と拳銃用の実弾を積んだ 
国会前に人が多く、カートリッジ置いて作戦」
尹錫悦大統領の弾劾審判の第6回弁論が行われた6日、ソウル鍾路区の憲法裁判所で、陸軍特殊戦司令部707特殊任務団のキム・ヒョンテ団長が、証人として出廷するために審判廷に向かっている=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 陸軍特殊戦司令部第707特殊任務団のキム・ヒョンテ団長が、12・3非常戒厳の当日に実弾を準備していたこと、銃器使用の可能性もあったことを明らかにした。

 キム団長は6日、憲法裁判所で行われた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾審判に証人として出廷し、昨年12月3日夜にクァク・チョングン特殊戦司令官の指示で国会に投入された707特任団の隊員たちが乗ったヘリに、小銃用の実弾と拳銃用の実弾を積んでいたと証言した。キム団長の証言を総合すると、戒厳当日、707特任団は国会本庁に侵入する際、実弾入りのカートリッジを所持していた。国会正門に多くの人がいたため、国会横の壁にカートリッジ、カバン、食糧、水などの部隊員の荷物を下ろして動いたという。実弾の準備はしたものの武装はしなかった、との趣旨の証言だ。

 これを受け、国会側の代理人が「実弾を持って行ったというのは、銃器を使う可能性があったということか」と問うと、キム団長は「そうだ」と答えた。キム団長は、敵の侵入など、予想しえない有事の際に使用する可能性があるとの趣旨の説明をおこなった。

オ・ヨンソ、チョン・グァンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1181041.html韓国語原文入力:2025-02-06 12:01
訳D.K

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