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光復会、尹大統領の光復節行事に対するデモ警告…独立記念館長任命に反発

登録:2024-08-08 07:49 修正:2024-08-08 10:05
独立記念館長にニューライト任命後の嵐
民族問題研究所主催で8月10日に予定されたキム・ヒョンソク独立記念館長任命糾弾集会のポスター//ハンギョレ新聞社

 独立記念館長に「ニューライト」と批判される「大韓民国歴史と未来」のキム・ヒョンソク理事長が任命されたことに対し、光復会や民族問題研究所などの独立運動関連団体が強く反発している。独立運動家の子孫の団体である光復会は7日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が出席する今年の光復節(8月15日)の公式記念行事で偶発的な不祥事が起きる可能性について警告している。民族問題研究所は、今週末の独立記念館前での糾弾集会を予告している。独立記念館の理事として活動してきた野党議員たちはキム館長の任命に抗議し、理事職を辞任することを決めた。

 光復会はこの日、ソウルの光復会館で理事・支部長連席会議を開き、「独立記念館長に植民地支配を合法化する1948年建国節を主張する人物が任命されたことは、建国節を制度化し、独立記念館を建国記念館にするための陰謀の一環」だと規定した。会議の出席者の大半は、大統領の招請による迎賓館での光復節記念行事と15日の政府の光復節公式記念行事に関し、このような空気の中で参加する場合に起きる偶発的な不祥事の可能性を提起し、懸念を表明した。抗議を示すものとして大統領招請による迎賓館行事への参加を拒否しようとの意見が表明されるとともに、光復節公式記念行事で「デモをおこなって意思を貫徹しよう」との意見も多数を占めたという。

 この日の会議でイ・ジョンチャン会長は、「親日(日本による植民統治時代に日本に加担、追従して恩恵を得た勢力)を反民族ではないという人間を独立記念館長に任命したことは、日帝強占期の植民地支配を合法化するとともに、独立運動を無駄、空振りとみなすもの」だとし、「これは独立運動勢力を弱体化、分裂させ、民族の魂を抜く日帝強占期の密偵のような行い」だと述べた。会議に先立ってイ会長はこの日午前、文化放送(MBC)ラジオ「キム・ジョンベの視線集中」に出演し、「人事がこのようなかたちで進められるのは、龍山(ヨンサン=大統領室)のどこかに日帝時代の密偵のような存在の影があるのではないか」と述べ、大統領室を批判した。さらに「1948年に建国したと主張する人々は、(日帝による)強制占領を合法化しようとしている新版の親日族」であり、ニューライトは「現代版密偵」だとし、「今(大統領に)仕えている人々は何かふざけているのかという感じを受ける」と話した。

 国会議長の推薦で独立記念館の理事を務めている野党「共に民主党」のハン・ビョンド、クォン・チルスン、ソン・オクチュの各議員はこの日、キム・ヒョンソク館長の任命に抗議して理事職を辞任することを表明した。

 キム会長の任命に対する批判について、国家報勲部の関係者は「独立記念館長の選任は適法であり、キム・ヒョンソク館長はニューライトではない」と語った。独立記念館長は、独立記念館役員推薦委員会が複数推薦した候補者の中から報勲部長官が推挙し、大統領が任命する。

クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1152729.html韓国語原文入力:2024-08-07 19:58
訳D.K

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