「キムチチゲ懇談会」の検討、「なかったこと」に
「キム女史のブランドバッグ」に言及する可能性も
尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が7日、「韓国放送」（KBS）で対談の形で国民向けメッセージを発表する。
大統領室高官は1日、ハンギョレに「尹大統領が来週の旧正月連休前にKBSで特別対談をする案が有力だ」と語った。尹大統領の対談は4日に収録し、旧正月連休の2日前の7日に放送される予定だという。
尹大統領は同対談で、新年の国政課題や国政哲学などを直接説明するというのが大統領室の説明だ。尹大統領が、与党「国民の力」のハン・ドンフン非常対策委員長との正面衝突の理由だった夫人キム・ゴンヒ女史のブランドバッグ授受疑惑についても、立場を表明する可能性がある。与党では4月の総選挙前に尹大統領がキム女史関連問題について直接説明する必要があるという声が高まっている。また別の大統領室関係者は「国民の関心が集まっているほとんどの質問が含まれると期待している」と語った。7日は午前にハン・ドンフン委員長の寛勲クラブ招請討論が開かれる日でもある。
これまで大統領室内部では、新年を迎えて尹大統領が国民向けメッセージを送る形として、年頭記者会見や担当記者団とのキムチチゲ懇談会などが検討されてきた。結局、尹大統領が特定のメディアで対談を行う方向に傾いた背景には、センシティブな事案に関する質問と回答を事前に調整できるという点が大きく働いたという。公式記者会見を行った場合、生中継の質疑応答の過程で、尹大統領の即興的な答弁がまた物議を醸すことを恐れた大統領室参謀陣の判断によるものだ。
しかし、尹大統領が年頭記者会見に代えて特定のメディアの対談を行えば、（国民との）意思疎通に消極的だという批判は免れないとみられる。尹大統領の記者会見は2022年8月「就任100日記者会見」が唯一だ。昨年1月にも記者会見の代わりに、「朝鮮日報」がインタビューを行った。
訳H.J
