「ゴミ箱で咲いたバラと言われるほど世界的に称賛されていた韓国の民主化が危機に直面している。陣営論理から脱し、民主主義の危機克服の方法を探らなければならない」
「慶南大学 K-民主主義研究所」は13日、慶南大学本館の国際セミナー室で、研究所開所を記念した第1回全国学術大会「長期分断・休戦体制下の韓国民主主義の成功と危機」を開催した。参加者たちは一様に「韓国の民主化は危機を迎えている」と診断しつつ、原因を指摘し解決策を提示した。
発題を行ったシン・ボンニョン元建国大学碩座教授は「分断の時代、馬山(マサン)、昌原(チャンウォン)、鎮海(チンへ)が成功するかに韓国政治の未来がかかっている。馬山、昌原、鎮海は成熟した産業資本主義の成功例、民主化の聖地としての模範例を残さなければならない」と訴えた。発表に立った慶南大学社会学科のチ・ジュヒョン教授は、「脱冷戦および停戦・休戦協定の機能の喪失は新たな平和体制への転換を要求するが、複雑な東アジアの国際秩序はそれを難しくする。また、このような状況において分断と停戦・休戦体制は、韓国民主主義の前進にとって足かせとなっている」と指摘した。
延世大学地域学協同課程のパク・ミョンニム教授は、「休戦70周年という言葉そのものが、すでに平和のための戦後体制の克服を志向している。今や冷戦時代、脱冷戦時代に続き、脱グローバリゼーション時代の朝鮮半島の平和問題を深く考えるべき時」だと強調した。全南大学哲学科のキム・サンボン教授は「現在の韓国民主主義の危機は、韓国市民が共に追求する普遍的価値が存在しないことに起因する。民主化後の韓国社会が進むべき方向を提示し、それに向けて市民の一般意志を結集しなければならない」と述べた。
慶南大学 K-民主主義研究所のチョン・ソンギ所長は「休戦の中の平和が70年を迎えた今日、韓国は自ら政治的内戦を繰り広げている。世界が驚嘆したK-民主主義は危機に直面している」とし、「今回の学術大会が保守-進歩の陣営論理を越えたアプローチで韓国現代史に新たにスポットライトを当て、現在の民主主義の危機を克服する希望を示すことを期待する」と語った。