京畿道は、5日から13日まで日本産の輸入水産加工食品も放射能に汚染されているかどうかを検査すると発表した。
京畿道は「福島第一原発事故以降、福島県などの日本の8つの県の水産物の輸入禁止措置が取られているが、水産加工食品の輸入は続いていることによるもの」と説明した。対象は塩辛、練り物、干物など20品目あまりで、道内の大規模スーパーやデパート、輸入流通業者から任意に回収し、京畿道保健環境研究院で放射能検査を実施する予定だ。セシウムとヨウ素について検査し、基準値である1キロ当たり100ベクレル(Bq)以上であれば販売を中止し、廃棄する方針だ。100ベクレル未満であれば、食品医薬品安全処に報告して後続措置を求める。
京畿道は福島第一原発からの汚染水の放出が始まった8月24日から9月19日にかけて、華城(ファソン)と安山(アンサン)の委託販売場2カ所、養殖場17カ所から回収したワタリガニ、クジメ、バナメイエビなど14種、33件に対して放射能検査を行った。結果はすべて適合だった。
また、道内の8つの大規模な公営および私設卸売市場の流通水産物や、保育園に供給される水産物などに対して放射能検査を週に1度実施し、すべて適合判定を下している。