「2023セマングム第25回世界スカウトジャンボリー」に参加した世界の青少年たちが猛暑の中でも期待を胸に待っていたK-POP公演が、11日に全州(チョンジュ)ワールドカップ競技場で行われる。
6日、ジャンボリー組織委員会共同委員長のパク・ボギュン文化体育観光部長官と執行委員長のキム・グァニョン全羅北道知事は記者会見を開き、「予定通り今晩K-POP公演を行った場合、ここ数日間猛暑に苦しんだ参加者たちが2時間にわたって歓声を送ったりすると、熱中症患者の発生など健康に悪影響を及ぼす恐れがあるという医療専門家の指摘があった」と述べた。
パク長官はさらに「公演場所と日程を変更し再構成することが避けられないと判断し、代案を模索した結果、退営式前日の11日、全州ワールドカップ競技場に場所を移すことにした」とし、「収容できる観客規模は4万2千人余りで、観客席の88%に屋根が設置されている」と説明した。セマングムから同競技場までは車で50分ほどの距離で、組織委はバスなどの運送手段を検討している。同日、ホーム試合が予定されていた韓国サッカーリーグの「全北現代」は他の球場で試合を行う。
世界的に人気を博しているグループ「防弾少年団(BTS)」が同日の公演に出演するかもしれないという噂と関連し、パク長官は「まだ決まっていない」と答えた。
キム道知事は「今回のジャンボリーについてこれまで多くの方々にご心配をおかけし、執行委員長として大変申し訳なく思っている」としたうえで、「トイレの衛生など様々な問題が急速に改善されており、ドイツやベルギーなど各国代表団もそれを認めている」と述べた。
キム知事はさらに、「今は行事の是非を問うよりは全国民が力を合わせて行事をうまく行い、韓国国民の底力を示すチャンスにできればと思う」と語った。