裁判所は、慰礼・大庄洞(ウィレ・テジャンドン)開発特恵疑惑と城南(ソンナム)FC後援金疑惑が持たれている共に民主党のイ・ジェミョン代表に対する逮捕同意要求書を検察に送った。イ代表に対する逮捕同意手続きが開始されたことになる。
ソウル中央地裁は17日、イ代表に対する逮捕同意要求書を検察に送ったことを明らかにした。要求書は最高検察庁と法務部を経た後、大統領の裁可を得て近く国会に提出される予定だ。
現職の国会議員であるイ代表を拘束するためには、国会で逮捕同意案が可決されなければならない。国会法上、管轄の裁判所の判事は令状発行前に逮捕同意要求書を政府に提出し、政府は国会に逮捕への同意を要請する。国会議長は要求書を受け取った後に初めて開かれる本会議でこれを報告し、その24時間後から72時間以内に表決に付さなければならない。在籍議員の過半数の出席、出席議員の過半数の賛成で同意案が可決されれば、拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を経て令状発給の可否が決定される。
イ代表の逮捕同意案は24日の本会議を経て27~28日に表決されるとみられる。ただし民主党が過半数の議席数を占めているため、イ代表の逮捕同意案が可決される可能性は低い。逮捕同意案が否決されれば、拘束令状は尋問を経ることなく棄却される。