101の市民・社会・環境団体の連帯組織「核発電所閉鎖署名運動本部」は15日午前、ソウル龍山区(ヨンサング)のソウル駅前で記者会見を行い、「韓国政府の暴走する核発電(原発)拡大政策を阻止し、安全で持続可能な国を作るために、核発電所の閉鎖を求める署名運動を開始する」と明らかにした。彼らはソウル駅前で来月6日まで毎週月・金曜日に市民の署名を集める予定だ。
運動本部は、1978年に商業運転を開始した韓国の原発で起きた事故と故障は、原子力安全委員会の原子力安全情報公開センターが明らかにしたものだけでも766件あり、年に約20件の事故や故障が発生しているとし、気候危機に対応すると主張して原発を拡大することは「危険を危険によって防ぐもの」だと述べた。
昨年12月に発足した「核発電所閉鎖署名運動本部」は、老朽化した原発の稼働延長の中止▽新規原発建設再開の白紙撤回▽高レベル核廃棄物の臨時貯蔵の試みの中止▽日本の福島第一原発の放射性汚染水放出阻止▽原発被害住民移住対策法の改正を要求する署名運動を展開する。