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習主席「梨泰院惨事犠牲者に哀悼の意」…コロナが落ち着けば訪韓する意向示す

登録:2022-11-16 06:12 修正:2022-11-16 07:08
習主席「梨泰院惨事に哀悼の意を表する」 
尹大統領「哀悼の意に感謝」
尹錫悦大統領と中国の習近平国家主席が15日(現地時間)、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開かれたインドネシアのバリ島で初の首脳会談を行う前に挨拶を交わしている=大統領室提供//ハンギョレ新聞社

 15日(現地時間)午前9時28分、韓国大統領室がインドネシア・バリ島のあるホテルに設けられたプレスセンターで「韓中首脳会談が今日午後5時(韓国時間午後6時)に開かれる」という「電撃発表」を行った。わずか10分前までは「『見守ってほしい』が現在までの公式立場」だと言うほど、最後まで実現が不透明だった会談だった。

 予定時間を11分過ぎた午後5時11分、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と中国の習近平国家主席の対面が行われた。尹大統領は大統領当選後就任前の3月25日に電話会談を行ったものの、両首脳が顔を合わせたのはこの日が初めて。これに先立って開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の日程が遅れ、尹大統領は予定されていた「グローバルインフラ投資パートナーシップ」(PGII)行事に出席せず会談会場に向かった。

 両首脳は太極旗と五星紅旗が交互に掲げられた会場の正面で握手を交わし、記念撮影を行った後、テーブルに向かい合って座った。習主席は冒頭発言中、梨泰院(イテウォン)惨事の犠牲者と遺族に哀悼の意を表し、尹大統領も「先日の梨泰院惨事に対して哀悼の意を表していただき、感謝申し上げる」と述べた。

 両国の首脳が会談会場で顔を合わせたのは、尹大統領就任後初めてであり、文在寅政(ムン・ジェイン)政権時代の2019年12月23日以来2年11カ月ぶり。当初、両首脳の会談はG20サミットの日程を消化する過程で遭遇する形で行われるとみられていたが、大統領室は水面下の調整を重ね、最近3期続投が決まった習主席との初会談を正式会談の形に漕ぎつけた。

 尹大統領と習主席は同日の首脳会談に先立ち、G20サミットの会場で会い、韓中首脳会談に対する期待感を示す短い歓談を交わした。その後行われた両首脳の公式会談は25分で終わった。会談後、大統領室は「これまで新型コロナウイルス感染症のパンデミックで韓国を訪問できなかったが、新型コロナ状況がある程度落ち着けば、尹大統領の訪韓招待に喜んで応じる」という習主席の発言を伝えた。習主席はまた、「互いにとって都合の良い時期に中国を訪問していただきたい」と述べたという。

キム・ミナ記者、バリ/ペ・ジヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1067412.html韓国語原文入: :2022-11-15 22:44
訳H.J

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