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尹錫悦大統領が梨泰院惨事から6日目の3日午前、ソウル広場に設けられた合同焼香所での弔問を終えた後、移動している。右はイ・サンミン行政安全部長官/聯合ニュース

　共に民主党は「尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領退陣ろうそく集会」への対応のせいで龍山（ヨンサン）警察署交通機動隊の梨泰院（イテウォン）への出動が遅れたとし、「警察のずさんな対応の裏には尹錫悦大統領がいた」と批判した。

　アン・ホヨン首席報道担当は3日、「国民の安全と命を救うべき警察官たちが、大統領室と大統領の私邸を守るために国民の救助信号に背を向けた」とし、「梨泰院惨事を防げなかった警察の総体的なずさんな対応の原因に、まさに尹錫悦大統領がいた」と述べた。

　これに先立ち本紙は、梨泰院惨事当日の午後7時34分に梨泰院の現場を指揮していた警官が龍山警察署に交通機動隊の出動を要請したが、龍山署は直ちには支援要請に応じなかったと報道した。近くの大統領室前で行われていた集会を規制するためだった。交通機動隊は、最初の支援要請から約2時間後の午後9時30分になってようやく現場に到着した。その時にはすでに、車道と歩道を埋め尽くしていた車両と人波で警察による規制は難しくなっていた。

　アン報道担当は「交通機動隊の出動要請を断った龍山署の判断は、本当に龍山署長の判断だったのか」とし、「第一線の警察や警察指揮部のいく人かの過ちにするな」と述べた。続けて「国民は真実を望んでいる」とし、「聖域なき国政調査によって、国家が国民を捨てた1分1秒にいたるまで、徹底的に明らかにしなければならない」と強調した。