ウクライナ国際義勇軍として参加した予備役大尉(海軍特殊戦戦団)のイ・グン氏(38)が、27日朝帰国した。
26日の本紙の取材を総合すると、イ氏は韓国時間で同日夕方、ポーランドのワルシャワ・ショパン空港を出発し、27日朝に仁川国際空港に到着した。イ氏は帰国前、YTNとのウクライナ現地インタビューで「浸透作戦中に前十字靭帯が破裂する負傷を負った」と明らかにした。
韓国政府は2月末、ロシアのウクライナ侵攻後、ウクライナへの渡航を禁止したが、イ氏は3月初めにロシア軍と戦うとしてウクライナへと出国した。外交部は即時イ氏をパスポート法違反の疑いで警察に告発した。
ソウル警察庁は、「イ・グン大尉が帰国したら、負傷部位の治療経過と健康状態を考慮し、後日日程を決めて調査する」と明かした。これに先立ち、イ氏と共にウクライナに出国し、先に帰国した2人は、ソウル警察庁でパスポート法違反の疑いで調査を受けている。旅行警報4段階が発令されたウクライナに政府の許可なしに訪問・滞在しパスポート法に違反すると、1年以下の懲役刑または1千万ウォン以下の罰金刑を受ける場合がある。