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ウクライナで参戦した韓国人予備役大尉が帰国…警察「健康を考慮して調査」

登録:2022-05-27 08:45 修正:2022-05-27 09:56
マスコミとのインタビューで、「前十字靭帯破裂の負傷」
予備役大尉のイ・グン氏=イ・グン氏のインスタグラムのキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 ウクライナ国際義勇軍として参加した予備役大尉(海軍特殊戦戦団)のイ・グン氏(38)が、27日朝帰国した。

 26日の本紙の取材を総合すると、イ氏は韓国時間で同日夕方、ポーランドのワルシャワ・ショパン空港を出発し、27日朝に仁川国際空港に到着した。イ氏は帰国前、YTNとのウクライナ現地インタビューで「浸透作戦中に前十字靭帯が破裂する負傷を負った」と明らかにした。

 韓国政府は2月末、ロシアのウクライナ侵攻後、ウクライナへの渡航を禁止したが、イ氏は3月初めにロシア軍と戦うとしてウクライナへと出国した。外交部は即時イ氏をパスポート法違反の疑いで警察に告発した。

 ソウル警察庁は、「イ・グン大尉が帰国したら、負傷部位の治療経過と健康状態を考慮し、後日日程を決めて調査する」と明かした。これに先立ち、イ氏と共にウクライナに出国し、先に帰国した2人は、ソウル警察庁でパスポート法違反の疑いで調査を受けている。旅行警報4段階が発令されたウクライナに政府の許可なしに訪問・滞在しパスポート法に違反すると、1年以下の懲役刑または1千万ウォン以下の罰金刑を受ける場合がある。

イ・スンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1044600.html韓国語原文入力:2022-05-27 00:13
訳C.M

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