韓国外交部は22日午後、「最近、関係国を通じてウクライナ戦争に義勇軍に参加している韓国国民の中で死亡した人がいるという情報を入手しており、多様なルートを通じて事実かどうかを確認している」と明らかにした。政府の許可なくウクライナ国際義勇軍に参戦した韓国人の中で死亡者が発生したという情報が米国から伝えられたという話だ。
外交部は「政府の許可なくウクライナに入国し滞在している韓国国民はこれまで4人」だとしたうえで、「ウクライナ南東部地域で交戦が激化しており、安全が深刻に懸念されるため、ウクライナに無断で入国した韓国国民は速やかに出国することを重ねて要請する」と述べた。
外交部が「関係国」から入手した情報は名前が確認されていない複数の韓国人が死亡したという内容だという。外交部は政府が把握していた「無断でウクライナ入りした4人」またはその家族に安否確認を行っている。
これに先立ち、外交部は3月7日、「無断でウクライナに入国した場合、旅券法違反による刑事処罰とパスポートに対する行政制裁の対象となる」とし、国際義勇軍に合流するためにウクライナに入国したり、隣接国でウクライナへ入国しようとする人たちに対し、彼らの家族たちとともに帰国するよう説得してきた。