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「少女像杭テロ」の日本人、10年間裁判に出席せず

登録:2022-03-12 05:44 修正:2022-03-12 07:33
鈴木信行被告、2013年以降21回も裁判に出席せず 
韓国裁判所、昨年2回も日本に刑事司法協力を要請
日本の極右政治活動家の鈴木信行被告/聯合ニュース

 旧日本軍「慰安婦」被害者を象徴する「平和の少女像」に「杭テロ」を行った日本人の鈴木信行被告の21回目の裁判が再び延期された。2013年9月に初の裁判が開かれて以来、鈴木被告は10年間裁判に出席していない。

 ソウル中央地裁刑事1単独のキム・サンイル部長判事は11日午前、名誉毀損などの容疑で起訴された鈴木信行被告の裁判を開いたが、被告が出席せず、裁判を再び延期した。裁判所は、鈴木被告が昨年の裁判に欠席したことを受け、同年4月と11月に最高裁事務総局国際審議官室を通じ、日本に刑事司法協力を要請したが、鈴木被告はこの日も法廷に姿を現さなかった。

 鈴木被告は2012年6月、ソウル鍾路区(チョンノグ)の旧駐韓日本大使館前に設置された少女像に「竹島は日本領土」と書いた杭を縛り付け、「日本大使館前にある慰安婦像は撤去すべきだ」と主張した。鈴木被告は当時、現場で撮った動画を2回にわたり自身のブログに掲載し、「日本大使館前に『追軍』売春婦像を設置した事実に日本人が激怒していることを世界に知らせ、韓国のうそを暴露し、日本の名誉を回復すべきだ」と主張した。そのため、韓国検察は2013年2月に鈴木を裁判にかけたが、21回にわたり公判期日に欠席した。

 鈴木被告は2015年5月に日本からソウル麻浦区(マポグ)の「戦争と女性人権博物館」と京畿道広州市(クァンジュシ)の日本軍「慰安婦」の憩いの場であるナヌムの家へ、「慰安婦」の被害者たちを侮辱する少女像の模型などを送り、翌年4月に追加で起訴された。

チェ・ミニョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1034494.html?_fr=mt2韓国語原文入力:2022-03-11 14:46
訳H.J

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