韓米空軍が昨年見送った合同航空演習を急遽実施した。
韓国軍当局者は23日、「韓米空軍が今月20日から大隊級規模で韓米合同航空演習を実施している。同演習は24日まで行われる予定」だと述べた。昨年、朝米非核化交渉に向けた環境づくりのために一時中止した演習を突然再開したのは、最近相次いだ北朝鮮のミサイル発射に対する警告メッセージの側面が強いと見られる。
今回の演習には、韓国空軍のF15KとKF16戦闘機をはじめ、米空軍のF16などが参加しているという。最近導入されたステルス機F-35Aは、戦力化がまだ終わっていないため参加が見送られており、米軍の海外戦力も参加していないという。空軍関係者は「韓米同盟の合同作戦遂行能力を向上するため通常の定例演習」だとし、「参加戦力と期間など訓練規模と形態は例年レベルで進められる」と述べた。
チョン・ギョンドゥ国防部長官とエスパー米国防長官は昨年11月、タイで開かれたASEAN拡大国防長官会議で会談し、合同軍事演習の延期を決定した。エスパー長官は当時、「外交的努力と平和を促進する環境づくりに向けた善意の措置」だと背景を説明した。しかし、北朝鮮は今年に入って、短距離ミサイルなど飛翔体を5回発射するなど、挑発を続けてきた。