文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政支持率が最低点を抜け出して反騰したことが分かった。
世論調査専門機関「韓国ギャラップ」が今月22~24日に全国の成人1001人を対象に調査(信頼水準95%、標本誤差±3.1%p)したところ、文大統領の職務遂行を肯定的に評価した回答は全体の41%だったと同社が25日明らかにした。先週発表された就任後の最低値(39%)より2%上昇した。否定的評価は先週より3%下がり50%だった。回答者の8%は意見を留保した。
韓国ギャラップは今週の肯定評価の変化について、先週の下落幅が大きかった30代とソウル地域を中心に表れたと説明した。実際、この3週間で30代の回答者の大統領の国政に対する肯定評価は60%から46%に下落していたが、今回は55%に上昇した。ソウル地域でも39%から34%に下落していたが、44%に急騰した。
韓国ギャラップは「今年1月から8月まで肯定・否定いずれも40%に止まり伯仲していたが、9月の秋夕(中秋節)直後から6週にわたって肯定・否定の平均がそれぞれ41%・51%と否定の方が優勢な状態が続いている」とし、「もう少し長期的に考える必要がある」と分析した。
政党支持率は共に民主党が37%、自由韓国党が26%、正義党が7%、正しい未来党が5%の順だった。民主党支持率は前週から1%上がり、韓国党は1%下がった。民主平和党とウリ共和党はそれぞれ1%だった。
「第20代国会は2016年から今まで国会の役割を果たしていると思うか、果たしていないと思うか」との問いに対しては「果たしている」が全体の10%に過ぎなかった。「果たしていない」は83%に達した。
第20代国会に対して点数をつけるとすれば、という質問には「0~19点」が17%、「20~39点」が19%、「40~59点」が37%となり、60点未満が全体の73%となった。平均点は40点だった。今回の国政監査について「成果があった」は13%、「成果がなかった」は58%だった。
詳しい調査概要と結果は、韓国ギャラップ・中央選挙世論調査審議委員会のホームページで公開されている。