南北保健医療協力分科会談が7日、開城(ケソン)共同連絡事務所で開かれる。保健医療関連の南北当局会談は「10・4南北首脳宣言」(南北関係の発展と平和繁栄のための宣言)直後の2007年12月以来、11年ぶりのことだ。
統一部は5日、「南側からはクォン・ドクチョル保健福祉部次官など3人が、北側からはパク・ミョンス保健省国家衛生検閲院院長など3人が会談代表として参加する予定だ」と発表した。
統一部は「今回の会談が、南北間の伝染病共同対応システムの構築と保健・医療分野の協力について、相互の関心事項を幅広く交換する場になることを期待する」と明らかにした。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は「9月平壌共同宣言」で、「伝染病の流入・拡散防止のための緊急措置をはじめとする防疫・保健・医療分野の協力を強化することで合意した」と発表し、10月15日に開かれた高官級会談で「10月下旬頃、南北共同連絡事務所で南北保健医療分科会談の開催」に合意した。統一部は高官級会談の説明資料で「まず、伝染性疾病の共同対応システムの構築のための協議を開始し、中長期的な観点から段階的に南北保健医療協力案を模索していくことで、『朝鮮半島健康共同体』の具現に努める」と明らかにした。