国民安全処が16日開催予定の「国民安全を誓う大会」が問題に
セウォル号惨事内容除外...自治体などに参加要請公文送付
政府がセウォル号1周忌追慕祭には関与せず、官製イベントとされる「国民安全を誓う大会」を開くことにして問題になっている。
国民安全処は16日午前10時、ソウルCOEXで「国民安全を誓う大会」を開催すると12日明らかにした。この日の行事では、災害災難、産業・交通・生活の安全など各分野の関係者たちのインタビュー映像、国民安全体験展と写真展などが開かれる。パク・イニョン安全処長官は「海上警察、消防、軍特殊装置に関連する動画などが見られる20以上のブースを作って運営するイベントを開催する」と述べた。
安全処はイベントのために国会と17広域市道、安全関連団体など1000カ所に参加を要請する公文書を送った。コ・ミョンソク安全処報道官は、「安全文化運動協議会がイベントに参加する他、儀容消防団や海洋救助団なども出席を予定している。安全処の内部からも多く参加すると思われる」と説明した。彼は「レスキュー機器展示など付帯行事があり、国民の参加も可能だが、50分ほどですべてのイベントが終わる予定」だと付け加えた。
セウォル号惨事と関連した内容は、ほとんど盛り込まれないものと見られる。 「セウォル号事故を契機に用意されたイベントではあるが、追悼ではなく、これからの安全をしっかり守るという誓の意味で行われるため」というのが安全処側の説明だ。
セウォル号惨事をきっかけに生まれた安全処が、事故1周忌を迎えても官製イベントを開くだけという指摘に、パク長官は「昨年末通過した災害安全基本法に『国民の安全意識を高めるために、安全の日のイベントを開催する』と明示されている。その一環として開くもの」だと説明した。
韓国語原文入力:2015-04-12 16:08