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韓国政府高官「5・24措置解除は国際社会の対北朝鮮制裁に抵触しない」

登録:2014-12-12 23:44 修正:2014-12-13 06:49
政府高官当局者が記者懇談会で明らかに
5・24措置解除を要求するリレー1人示威200日を記念する経済協力・宗教・市民団体の連帯記者会見が12日午前、ソウル光化門広場で開かれ、参席者が政府に対北朝鮮制裁措置である5・24措置の解除と金剛山観光の再開を促している。 キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社

 韓国政府が「5・24措置」の解除で南北関係を改善することに対して、米国が支持する意志を表明したと政府高官の当局者が11日(現地時間)明らかにした。

 米国を訪問中のこの高官は、ワシントンのナショナルプレスクラブで開かれた特派員懇談会で「5.24措置の解除は検討してみた結果、国際社会の対北朝鮮制裁に大きく抵触しない」として「北朝鮮が責任ある措置を取れば、5・24措置は解除しうると考える」と明らかにした。 5・24措置が国際社会の対北朝鮮制裁に抵触しないと政府高官が明らかにしたのは今回が初めてだ。

 彼は続けて「南北関係が少しでも開かれれば、その空間の中で北朝鮮を説得できる基盤が作られうる。そういうことを期待していて、そのような方向に我々は進むだろう」として「北朝鮮が少し変われば、朝米関係も良くなる好循環が期待される」と付け加えた。 彼は「米国当局者がそのような構想を支持するか」という質問に対して「米国との緊密な共助の中で南北関係の改善を図るという方向に対して、米国も支持して支援すると言っている」と話した。

 これは最近、韓国政府当局者が5・24措置の解除と金剛山(クムガンサン)観光再開のような北側が願う懸案と、離散家族問題、ドレスデン提案など南側が提起した懸案を包括的に協議し解決しうるという意向を明らかにした中で出てきたことなので、その推移が注目される。

 訪米中のこの高官はこれと関連し、「もし(南北間に)対話が開かれれば、そのテーブルで南北の懸案をすべて議論することが可能だ。 どのように対等交換するかは、話をしてみれば分かる」と話した。 ただし彼は「それがいつ開かれるのか、そのために韓国が具体的などのような提案をするつもりかということはまだ考えていない」と付け加えた。

 一方、リュ・キルチェ統一部長官は11日に特派員と会い、「来年、光復(解放)70周年を迎えるので、光復節前に南北関係の突破口を模索することが必要と考える」と話した。 彼は朝鮮半島問題を解決していくうえで、韓米間の戦略的な役割分担の必要性を米国側に提起したと明らかにした。 例えば、韓国は南北関係の改善、米国は核や人権問題により専念する方案もありえると彼は説明した。 彼は「ウェンディ・シャーマン米国務部政務次官が離散家族の対面問題について支援できる部分を積極的に支援する意向を明らかにした」と話した。

ワシントン/パク・ヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/668894.html 韓国語原文入力:2014/12/12 21:07
訳J.S(1314字)

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