チョ・ヒヨン ソウル市教育監(長)が来年から「午前9時登校」を推進する。
チョ・ヒヨン教育監は3日午前、「生徒の日」を迎えてソウル鍾路(チョンノ)区のソウル市教育庁で記者会見を行い「2015年からソウル管内のすべての小中高の登校時間を学校現場構成員の十分な討論に基づき自律的に午前9時に遅らせることができるよう大規模討論を始める」と明らかにした。 チョ教育監は「生徒たちの健康な生活習慣形成に寄与し、青少年期の身体的特性に合致した適切な睡眠と休息により学習の効率性が高まることを期待する」と話した。
ソウル市教育庁では、午前9時登校への参加を学校に強制することなく、学校別討論を経て自律的に決める方針を立てた。 生徒と父母が参加する討論会は必ず開くが、形式と決定はガイドラインを与える線にとどめることにした。
チョ教育監は「京畿道教育庁が施行する際に意見の取りまとめが不十分なまま施行したという不満が提起された。 このような点を考慮して意見取りまとめ過程を十分に持ち、決定も各学校別に行うことにした」と明らかにした。
ソウル市教育庁は11月から12月までに学校単位別に大討論を行った後、来年1月8日に施行計画を各学校に送り、3月の新学期から実行する予定だ。 ソウル地域の小中高校の生徒は、教育部の4月集計基準で約138万5千人に達し、全国の生徒数の17%を占めている。
現在9時登校を施行している地域は、京畿道と全羅北道だ。 済州道と光州市が来年からの開始を推進している。 京畿道では9月1日から90.1%の学校が参加している。 京畿道で小学校は96.7%、中学校は94.5%が参加したが、入試を控えた高等学校は67%の学校だけが参加している。