ソウルにある一般高校の校長たちがチョ・ヒヨン ソウル市教育長に会い‘自律型私立高の廃止’と‘学級当たり生徒数の縮小’‘職業・倫理体育教育の強化’等を強く要請した。 チョ教育長は16日午後、ソウル市教育庁で公立・私立の一般高校校長32人を招請して2時間余り懇談会を開き、一般高校の再生政策方案を議論した。
チョ教育長は「一般高校を自律型私立高水準に引き上げ平準化して、公教育の中心として位置づけたい」として、現場を見て感じる一般高校の問題点と改善方案などを聴かせてほしいと注文した。
懇談会に参加した一般高校の校長たちは、江南(カンナム)圏・非江南(カンナム)圏の別なく‘自律型私立高の廃止’を要求した。 江南圏にあるK高校の校長は「すぐ近隣に自律型私立高があって直接影響を受けている。 自律型私立高が毎月のように欠員補充をすれば、成績優秀な生徒たちが転校して行く。 教師たちの自己恥辱感は言葉では言い表せず、意欲も減退する」と話した。非江南圏にある別のK高校の校長も同じく「校長として初めてした仕事が自律型私立高に転校して行く上位10~20%の生徒10人余りの書類にサインすることだった。 このような自律型私立高は廃止すべきだ。 (自律型私立高などの)優先選抜権を廃止するか、一般高校にも選抜権を与えて欲しい」と訴えた。
D高校の校長は「選抜競争ではなく教える競争をしなければならないと考える。 一般高校が自律型私立高と同じスタートラインに立てるならば優秀な学校に成長できる」と話した。 R高校の校長は「自律型私立高などは学級当たりの生徒数が25人内外だが、一般高校ではほとんど40人に達する」として、学級当たりの生徒数を減らす格別な支援策を用意してほしいと要請した。
特殊目的高校20校、自律型私立高校25校、自律型公立高校19校などに成績上位圏の生徒たちが集中した後で、特性化高校からも脱落した成績下位圏の生徒たちを抱えて体験する苦衷も打ち明けた。 M高校の校長は、成績下位圏の生徒のための職業・倫理体育教育の強化が至急必要だと話した。 彼は「中学校の内申点数が80%以下の子供たちは、勉強する意志も大学へ行く希望もない。 授業時間に眠ってばかりいるのを眺めればあまりにみじめだ」と話した。
これに対しチョ教育長は、一般高校において成績上位圏であれ下位圏であれ、全ての生徒に必要な適合型教育ができるように、教育課程自律権を大幅に拡大して、財政面でも後押しする支援策を近い将来出すと明らかにした。
イ・スボム記者 kjlsb@hani.co.kr