自律型高等学校(自律型私立高校・自律形公立高校)の影響で、いわゆる‘名門大’の一般高校出身新入生の比率が半分水準に下がった。 進歩教育長当選者たちが指摘した‘自私高による一般高校荒廃化’現象が統計で確認されたわけだ。
教育部と韓国大学教育協議会は全国174校の4年制一般大学の新入生出身高校類型、講師講義料など主要13公示項目を分析した結果を26日発表した。 この内、ソウル大・延世(ヨンセ)大・高麗(コリョ)大など首都圏の主要大学15校の今年の新入生を高校類型別に分析してみると、一般高校出身が平均62.4%で、首都圏の大学平均である72.5%より低かった。
特に‘名門大’と呼ばれる大学で一般高校を卒業した新入生の比率が低かった。 ソウル大(46.7%),成均館(ソンギュングァン)大(49.5%),延世大(49.9%)では半分を下回った。 三大学の一般高校出身比率が50%以下になったことは今年が初めてだ。 西江(ソガン)大(52.7%),漢陽(ハニャン)大(54.3%),梨花(イファ)女子大(55.7%),高麗(コリョ)大(58.2%)も一般高校出身者が半分を少し越える水準だった。
昨年と比較してみれば、一般高校からの新入生の下落傾向が鮮明だ。 特にソウル大が-6.0%で最も激しく、慶煕(キョンヒ)大(-5.6%),漢陽大(-2.7%),中央(チュンアン)大(-2.6%),成均館大(-1.8%)で一般高校の下落傾向が激しかった。 昨年の現況資料がない東国(トングク)大を除く14大学の平均では、前年対比で一般高校出身新入生が1.1%減少した。
高校生全体の中で一般高校と自律高・特別目的高の生徒の比率を考慮すれば‘一般高校荒廃化’の深刻性が目立っている。 昨年基準で一般高校在学生の比率は全体の71.6%だ。 自律型高校は7.9%、特別目的高校は3.5%に過ぎない。
首都圏の主要大学14校(東国大を除く)で、自律高出身は昨年の11.0%から今年は13.2%に増えた。 特にソウル大(20.3%),西江大(18.2%),延世大(16.0%),成均館大(15.7%),高麗大(15.7%)で、自律型高校出身の新入生比率が高かった。
ただし科学高校と外国語高校などの特別目的高校出身者は昨年の15.5%から今年は14.1%に減少した。 特別目的高校の志願者が自律型高校に分散したことが影響を及ぼしたと見られる。 だが、梨花女子大(26.2%),西江大(24.0%),ソウル大(23.8%),成均館大(21.7%),延世大(21.5%)では相変らず特別目的高校の比率が非常に高かった。 特にソウル大は自律高と特別目的高校出身を合わせた比率が44.1%で、一般高校の46.7%と同等にまで達した。
チョン・ジョンユン記者 ggum@hani.co.kr