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与党、国政調査 跛行負担でウォン・パン同行命令 消極同意

登録:2013-08-14 22:56 修正:2013-08-15 07:23
国家情報院聴聞会 16日に延期
セヌリ クォン・ソンドン幹事など5人は反対
キム・テフム、キム・ジェウォン特別委委員 棄権票
14日午後国会で開かれた‘国家情報院コメント疑惑事件などの真相究明のための国政調査特別委員会’聴聞会に証人として採択されたウォン・セフン前国家情報院長とキム・ヨンパン前ソウル警察庁長官の欠席が確認された後になされた同行命令状発給のための表決で、野党議員全員が席から立ち賛成の意思を明らかにしている。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

 国会‘国家情報院コメント疑惑事件などの真相究明のための国政調査特別委員会’(国調特別委)は14日、聴聞会に出てこなかったウォン・セフン前国家情報院長とキム・ヨンパン前ソウル警察庁長官に16日午前10時までに出席しろとの同行命令状の発給を議決し、ひとまず破局は避けられた。 午前を通して同行命令状の発給および追加聴聞会時期をめぐって対立した与野党は、国政調査が失敗に終わる場合に予想される国民的な批判を意識して、この日午後に劇的に合意した。

 民主党はろうそく集会と時局宣言などで国家情報院の大統領選挙介入真相究明を要求してきた民心を説得する最小限の名分である2人の証人に対する聴聞会なしには国会に戻れないと判断し、‘重大決心’を公言して16日の聴聞会開催を要求した。 キム・ハンギル民主党代表はソウル市庁前のソウル広場テントで開かれた最高委員会議で「核心証人が国民の要求を避けるならば、より大きな代価を払うことを知らなければならない」として、国政調査跛行の責任がセヌリ党と政府にあると強調した。 民主党指導部は非公開の最高委員会議で「ウォン前院長とキム前庁長が出席しない国政調査には意味がない」として、重大な決心をする側に結論を下したという。 民主党の要求が受け入れられない場合、場外闘争を継続するほかはないとし事実上の最後通告をしたわけだ。

 午前まで「ウォン前院長とキム前庁長を21日、3次聴聞会に呼び出せば良い」とするセヌリ党の態度は午後になって急変した。 午後4時に開始された特別委全体会議に参加したセヌリ党特別委委員は、民主党が要求した同行命令状発給のための表決に同意した。

 核心証人すら聴聞会に立たせない場合に国政調査失敗の責任をそっくり抱え込まなければならないだけでなく、8月国会での決算案処理と9月定期国会での野党の協力が不可欠と見たチェ・ギョンファン セヌリ党院内代表がクォン・ソンドン特別委幹事など強硬派を説得したためだ。 クォン幹事は午後の全体会議で「違法な同行命令状発給には絶対に賛成できない。 ただし、円満な議事進行のために野党の無理なごり押しに名分を与えないために、チェ・ギョンファン院内代表は法理的にそうであっても、これを表決処理しろと何度も委員を説得して頼んだので、今我々がここに来ている」と話した。

 結局セヌリ党はクォン幹事をはじめとする5人が反対意見を出し、キム・テフム、キム・ジェウォン特別委委員が棄権票を投じながらも同行命令状発給に消極的に同意する立場を取った。 院内代表室関係者は「国民はウォン・セフン、キム・ヨンパンが出てこなければならないと考えている。 彼らが出てこなければ国民は納得できない」として、国政調査跛行の責任はセヌリ党にはないということを明確にした。

 同行命令状の発給により16日午前10時にウォン前院長とキム前庁長が自主出席しない場合、国会事務局職員が2人を聴聞会場へ同行するために乗り出すことになった。 2人が最後まで同行を拒否すれば、特別委議決で検察に告発できる。 国会での証言および鑑定などに関する法律は、証人が正当な理由なく同行命令を拒否する場合、5年以下の懲役刑に処するよう規定されているだけに、2人は相当な圧迫を受けざるを得ない。 だが、それでも彼らの出席と誠実な証言を担保する保証小切手ではないだけに、2人の出席有無は16日まで予断を許さない。

ハ・オヨン記者 haha@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/599638.html 韓国語原文入力:2013/08/14 22:17
訳J.S(1796字)

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