ウォン・セフン前国家情報院長が国会の‘国家情報院コメント疑惑事件などの真相糾明のための国政調査’に出席しないという意を表わした。 今回の国政調査の核心証人であるウォン前院長の国会出席拒否により聴聞会が‘抜け殻’になる危機に置かれた。
ウォン前院長は12日、国家情報院国政調査特別委シン・ギナム委員長に送った‘証人欠席理由釈明書’で 「(国政調査特別委の)出席要求に応じられないことについて了解されたい」と明らかにした。 ウォン前院長は出席できない理由として「証人出席要求書に記載された審問要旨を検討した結果、その内容の全てが現在ソウル中央地裁に係留中の国家情報院法違反などの刑事事件に関連していたり、国家情報院法および国家情報院職員法により述べにくい内容だ。 また、現在収監中の身で健康状態もまた良くない」と明らかにした。 彼は続けて「以上の通り本人は‘国会での証言・鑑定などに関する法律’第3条第1項および刑事訴訟法第148条または第149条の規定により、証言し難い状況にある」と付け加えた。
ウォン前院長の弁護人であるイ・キベ弁護士は12日<ハンギョレ>に「ウォン前院長が健康状態が良くなく14日の1次証人聴聞会には出席できない、次回呼ばれれば出て行く」と明らかにした。 しかしウォン前院長が釈明書で明らかにした内容を見れば、イ弁護士の話とは異なり、1次聴聞会はもちろん今後の聴聞会にも出席しないという意と読まれる。
キム・キュナム記者 3strings@hani.co.kr