学生たちが要求…SNS通じて拡散
ウォン・セフン、キム・ヨンパンなど厳重処罰促す
韓大連は明日ろうそく集会開く予定
国家情報院の選挙介入を糾弾して政府の謝罪を要求する大学総学生会10個所余りの時局宣言が相次いでいる。 今回の時局宣言は学生たちの要求により非運動圏の総学生会から始まって、社会関係網サービス(SNS)等を通して広がっていることが特徴だ。 各界人士や市民も批判の声を高めている。
ソウル大総学生会は19日声明を出して「権力機関が政権の犬となって国民世論を統制する先頭に立つ今日の現実は、軍事政権下で中央情報部、安全企画部、保安司令部が遂行した役割とどこが違うか。 (国家情報院の選挙介入は)公共機関と民主主義に対する国民の信頼を無惨に踏みにじった事件だ」としてウォン・セフン前国家情報院長、キム・ヨンパン前ソウル地方警察庁長官などに対する厳重な処罰を促した。 ソウル大総学生会は20日午前、ソウル市瑞草区（ソチョグ）の最高検察庁前で記者会見を行う予定だ。
非運動圏であるソウル大総学生会の時局宣言は、韓国大学生連合(韓大連)所属の梨花（イファ）女子大・淑明（スンミョン）女子大と、非運動圏の延世（ヨンセ）大・高麗（コリョ）大などに広がっている。
梨花（イファ）女子大総学生会はこの日「民主主義を破壊する国家情報院選挙介入と警察の縮小調査を糾弾する」という時局宣言文を発表して、20日学校の正門前で時局宣言宣布記者会見を行う。 淑明（スンミョン）女子大総学生会は時局宣言文を作成して社会関係網サービスを通じて学生たちの署名を受け付けており、21日に時局宣言記者会見などを行なう予定だ。 延世（ヨンセ）大と高麗（コリョ）大総学生会は共同時局宣言を推進中だ。 東国（トングク）大・徳星（トクソン）女子大・京畿（キョンギ）大・釜山（プサン）大・釜山経済大と中央（チュンアン）大安城（アンソン）キャンパス、慶煕（キョンヒ）大水原（スウォン）キャンパスなどの総学生会も時局宣言参加を論議中だという。
韓大連もやはり20日に時局宣言を予定しており、21日夕方ソウルで国家情報院事件の国政調査を促すろうそく集会を計画している。 キム・ナレ韓大連議長は「国家情報院の選挙介入がパク・クネ候補の当選に影響を及ぼし、国家情報院が正当な学生運動である半額授業料運動を“従北”に追い込み遮断しようとしたことが明らかになった。 パク・クネ大統領が直接これに対する立場を表明し責任を負わなければならない」と話した。
一方、ピョ・チャンウォン前警察大教授、チン・ジュングォン東洋（トンヤン）大兼任教授、チョ・グク ソウル大教授、アン・ドヒョン詩人、チョン・ジヨン映画監督などは、20日午後、大統領府前で「国家情報院不法選挙介入と警察の縮小隠蔽」について政府に抗議する記者会見を行う。 ピョ前教授がポータルサイト ダウム アゴラで進めた「国家情報院ゲート、国政調査実施して下さい」請願にはすでに10万人を越えるネチズンが署名した。 ピョ前教授は「10万人署名運動を4日で早期達成した」として、19日ソウル汝矣島（ヨイド）のセヌリ党舎を訪問し請願書を伝達した。
民主化のための全国教授協議会も声明発表を含めて対応方案を議論している。 前・現職警察官の集いであるムグンファ(ムクゲ)クラブも20日ソウル市渼芹洞（ミグンドン）の警察庁前で、国家情報院選挙介入事件と関連して警察指揮部による事件縮小隠蔽の再発防止対策を要求する声明書を発表し記者会見を行う計画だ。
ホ・ジェヒョン、パク・ヒョンチョル、チェ・ユビン記者 catalunia＠hani.co.kr
訳A.K(1660字)
