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イ・ジェヒョン CJ会長、国外で秘密資金造成→国内で増殖→国外流出

登録:2013-05-23 10:56 修正:2013-05-25 08:52
イ・ジェヒョン会長 秘密資金疑惑 捜査
国内4千億ウォン、国外1千億ウォン規模
数年間 内偵通じて嫌疑把握
持続的資金増殖内訳 確保
イ・ジェヒョンCJグループ会長

 22日、検察がイ・ジェヒョン(53)CJグループ会長の国内外秘密資金使用内訳を相当部分確認したことが知らされ、CJグループの‘秘密資金膨らませ’が注目を集めている。 CJグループは国外のペーパーカンパニーや国外法人が管理した秘密資金を国内に還流させ投資で収益をかき集めた後に再び国外に引き出す方式を使ったものと検察は見ている。 イ会長の租税脱漏疑惑とともに国外財産逃避疑惑にまで検察捜査が拡大する展望だ。

 検察が捜査しているイ会長の国外秘密資金関連疑惑は△CJグループが租税避難所である英国領ヴァージンアイランドに設立したペーパーカンパニーを通じて自社株を買い入れ、相場差益を得て△香港の国外法人が自社株を買い入れ差益を手にし△国外ファンドを装って華城(ファソン)東灘(トンタン)物流団地の土地に投資し収益を稼いだ後に抜け出した等だ。

 検察は国外秘密資金がどんな方式で造成されたかを調べている。 イ会長が秘密資金を増殖した構図は国外に隠しておいた種を国内に投資し、収益をおさめて国外に再び引き出す方式だ。 検察では国外秘密資金の造成経緯を糾明して資金の源泉を把握する作業がまず必要だ。

イ・ジェヒョンCJグループ会長

 検察はCJグループが設立した国外法人が実際には製造および営業活動をしないにも関わらず、国内のCJグループ側と正常取引をしたように仮装し国外法人に購買代金を支給する方法で国外に巨額の秘密資金を作ったと見ている。 また、物品取引過程で買入価格を膨らませ、差額を抜き出す方法で秘密資金を作った可能性もある。 国外に偽装企業を設立し、多額の資金を作り、第三者や偽装企業名義の借名口座を利用する方式は秘密資金管理および資金洗浄の代表的手法だ。

 イ会長が無記名債券を現金に変え子供に贈与した疑惑も注視すべき部分だ。 検察はイ会長が借名で持っていたCJグループの株式を売って無記名債券を買いとったと見ている。 検察は去る21日にイ会長など総帥一家が集まりグループ関連核心内容の報告を受けて指示する空間として活用されているCJ経営研究所を押収捜索したのもこれと関連があると思われる。

 検察はこの他にイ会長が国内で借名口座を通じて秘密資金を管理しながら、税金を脱漏した点についても捜査している。 検察が現在把握しているイ会長の秘密資金規模は、国内だけで4000余億ウォンに達する。 国外秘密資金の規模はまだ把握されていないが1000億ウォン台を越えるという観測が出されている。

 検察はイ会長の秘密資金疑惑と関連して数年にわたり内偵してきたと言う。 最高検察庁中央捜査部が資金追跡等を通して長期にわたり疑惑を調べ、最近ソウル中央地検特捜2部(部長 ユン・テジン)に事件を配当したことが分かった。 検察がすでにイ会長の秘密資金使用内訳も相当部分確認しているので、CJグループ秘密資金捜査は急ピッチで進行されるものと見られる。

キム・ジョンピル記者 fermata@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/588704.html 韓国語原文入力:2013/05/23 08:31
訳J.S(1445字)

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