京畿(キョンギ)地方警察庁と坡州(パジュ)警察署が4日、臨津閣(イムジンガク)で予定されていた脱北者団体の自由北韓運動連合の対北韓ビラ散布を源泉封鎖する方針を決めた。 警察は当日、警察力500人余りを動員、午前8時から脱北者団体会員と住民らの臨津閣(イムジンガク)進入を遮断する計画だ。 また、統一部はこの団体に‘開城工業団地事態が落ち着く時まで対北韓ビラの散布を自制してほしい’と要請したと発表された。
当局がビラ散布を阻んだことは初めてではない。 また、政府はこの間、個別団体のビラ散布が政府と無関係なことであり、北韓がこれを理由に開城工業団地事態などの責任を南側に転嫁しようとするのは不当な処置であり決して受け入れられないと明らかにしてきた。 しかし韓米軍事演習が終了した中で当局がビラ散布を事前に封じ込める方針を立てたことは、開城工業団地暫定閉鎖で南北緊張が高まった状況で、北側に対する肯定的なメッセージとなりうるものと見られる。
北韓は先月26日、北韓国防委員会政策局スポークスマン談話を通じて、南側の開城工業団地実務会談を拒否しながら、韓米合同軍事訓練であるトクスリ(鷲)演習と脱北者団体のビラ散布を挙げて対話提案に真正性がない‘つまらない浅知恵’に過ぎないと非難した経緯がある。 自由北韓運動連合が人民軍創軍記念日である前日に、京畿道(キョンギド)金浦市(キンポシ)化城面(ファソンミョン)麻谷(マゴク)里で対北韓ビラを散布したことを問題にしたわけだ。 この談話は特に彼らが放送に出演し、政府の制止を受けずにビラを散布したと話したことを挙げて南側当局が保護し助長したものと主張し 「大統領府の奥方が南北合意遵守を唱えている時に公然と起きたこと」であるため見逃せないと指摘した。 カン・テホ記者、連合 kankan1@hani.co.kr