原文入力:2011/11/15 20:48(1306字)
イ・ヒョンソプ記者
代わりに出勤するロボットなど‘100のアイディア’極秘研究
グーグルの秘密研究所‘X’ではどんな研究が行われているのだろうか? 米<ニューヨークタイムズ>が若干のヒントをくれた。代わりに出勤するロボット、宇宙まで上がるエレベーター、食べ物がなくなれば自動的に注文する冷蔵庫などだ。
<ニューヨークタイムズ>は14日、米国の情報通信業者グーグルが秘密裏に運営している2ヶ所の研究所に関する記事を載せた。新聞はグーグル職員でも大部分が知らないこの研究所が‘グーグルX’という名前で呼ばれ、グーグルの共同創設者であるセルゲイ プリン社長の指揮の下‘100のアイディア’を現実化する研究を進行していると伝えた。大部分のプロジェクトは文字どおり‘想像’段階だが、何らかの製品は早ければ今年末には市場に出回ることもありうるほどに開発が進展していることが分かった。
グーグルエックスの責任者はセバスチャン トゥロン スタンフォード大教授で、世界で最も有能なロボット工学・人工知能専門家だ。彼は世界初の無人自動車を発明もした。人間のように作動するロボットや機械などを開発したアンドリュー ウング スタンフォード大教授も参加している。その他にも10人余りの専門家が常時的に、または、プロジェクト別に参加していると知らされた。グーグルX研究所の中の一つはカリフォルニア州マウンテンビュー本社にあるがロボットを研究する一ケ所の位置は極秘事項だ。あるグーグル職員は「グーグルXが米中央情報局(CIA)のように密かに運営されている」と伝えた。
グーグルXに参加しているマサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授のロドニー ブルックスはこの新聞に「(グーグルX)研究されているアイディアは現在は極端に遠い未来のこと」だが「グーグルは普通の会社ではないので、そういう常識は適用されない」と話した。彼が明らかにしたグーグルX プロジェクトの内の一つは宇宙までケーブルを上げた後、それを伝って宇宙空間を出入りする‘宇宙エレベーター’だ。 グーグルが昨年発表した無人自動車もまたグーグルXの作品だと知らされた。
<ニューヨークタイムズ>は大部分のシリコンバレーの企業らにとっては‘革新’はオンライン アプリケーションや広告開発を意味するが、グーグルは彼らとは全く違う道を歩いていると評価した。だが、グーグルは何より‘無用な’プロジェクトに金を使っているという株主たちの批判を憂慮し口封じをしている。グーグルのスポークスマン ジル ヘーゼルベーカーはグーグルXに関する返答を拒否しつつ「未来のプロジェクトに投資することはグーグルの遺伝子の重要な部分を占めるが、核心事業に投資する資金のきわめて一部だけがそこに使われている」と話した。 イ・ヒョンソプ記者 sublee@hani.co.kr
原文: 訳J.S