原文入力:2011/09/09 08:24(888字)
イ・ヨンイン記者
英政府 報告書 発刊 "2003年 26才男性 殴って死亡させた"
イラク駐留英国軍が罪のない民間人を拘禁した上で殴って死亡させたという英国政府の調査報告書が出てきた。
英国<BBC>放送は、英国政府が去る2003年イラク民間人バハ ムサ(当時26才)の死亡事件について去る1年間 公開調査を行い、軍人たちの酷い暴行によるものと結論付けたと8日 報道した。
ムサは2003年9月14日、別のイラク人9人と共にイラク南部の都市 バスラのあるホテルで案内担当職員として仕事をしている間、そこを急襲した英国軍に捕まった。当時ホテルから武器と爆発装置が発見されるや英国軍はホテル従業員らを武装反乱軍と疑い拘禁し、ムサは尋問過程で殴打され死亡した。
報告書はムサが英国軍基地に監禁され、二日後に肋骨が折れ鼻が崩落するなど全身に93ヶ所の重傷を負い死亡したと明らかにした。英国軍が犯した最悪の人権蹂躪行為という非難世論が高まるや英国政府は事件発生6年ぶりの去る2009年7月、公式調査に着手しこの日1400頁に及ぶ報告書を発刊した。
報告書は英国軍が逮捕した民間人らを集団暴行し寝かさず、からだに無理な姿勢を強要するなどの拷問を行ったと指摘した。報告書は英国軍の間で不法尋問行為が広範囲になされ、部隊員らの間にそれを上部に知らせる道徳的勇気が不足していたと批判した。報告書は英国軍に計73項目に及ぶ勧告事項を伝えた。
これに先立ち、英国軍当局は事件に関わった兵士7人を軍法会議に回付したが、その内 ドナルド ペイン下士だけに懲役1年刑が宣告された経緯がある。ムサとともに拘禁されたイラク人9人は訴訟を通じて去る2008年7月 283万ポンド(韓貨換算 約51億ウォン)の補償を受け取った。
イ・ヨンイン記者 yyi@hani.co.kr
原文: 訳J.S