原文入力:2011-05-02午後10:50:19(1567字)
‘NO.2アルチャワヒリ’‘NO.3アリビ’が空白埋める模様
各支部ら 現地作戦 独自遂行…組織瓦解 簡単ではない
チョン・ウイギル記者
←9・11以後‘テロとの戦争’日誌
アルカイダはどうなるか
オサマ ビンラディンは死んだが、アルカイダ組織は健在だと専門家たちは見通した。<フォーリン ポリシー>はアフガンでビンラディンに忠誠を誓った核心隊員が2001年に200人から最近100人に減少したと伝えたが、上下垂直型単一組織ではないアルカイダの特性を考慮する時、このような数値を根拠に組織の瓦解を占うことは困難だと指摘されている。
9・11テロ以後、米軍に追われたアルカイダ本部は現地イスラム武装組織を支部に編入しその力量を再編した。その支部が現地の作戦を独自に遂行し、自身の管轄地外の作戦はアルカイダ本部の指示と許諾を通じて遂行しているということだ。アルカイダ本部は調整能力を持ち その地位を維持しており、実質的力量を持った支部がイスラム全域で事実上アルカイダの役割をしているわけだ。支部に対する調整も2線指導部が管理しているというのが専門家たちの意見だ。
←ビンラディン遺体写真
こうした中でビンラディンに続きアルカイダNO.2の席を固めたエジプト出身のアイマン アルチャワヒリ(60)がビンラディンの空白を埋めるかが注目されている。アルチャワヒリは9・11以後、ビンラディンと共にアフガニスタン-パキスタン境界地帯に潜伏してきたと伝えられたが、今回のビンラディン射殺作戦で死亡が確認されなかった。彼は最近、中東民主化デモの渦中に闘争を促す声明を発表するなど、9・11以後アルカイダのメッセンジャーの役割をする一方でアルカイダ関連テロに大部分かかわったものと分析されている。
アルチャワヒリが本部の調整能力と地位を守ることができるならば、アルカイダ組織の瓦解はまだ遠いというのが大半の意見だ。特にアルチャワヒリが創建した‘エジプト イスラム ジハード’はアラビア半島アルカイダ(AQAP)とともに最大力量を持つ支部だ。
リビア出身のアブ ヤフヤ アリビ(48)もビンラディンの後継者として挙論された人物だ。米軍のイラク侵攻当時に逮捕されイラク、バグラム収容所から脱出したアリビは最近アルカイダ内で理論的強硬派として全世界ジハード運動を受け継ぐ後継者として米国中央情報局(CIA)が評価した。
←2日未明(現地時間)パキスタン北部のアボタバドゥでビンラディン逮捕作戦を行ったヘリコプターが墜落し燃えている姿を現地テレビ放送が撮影した。目撃者は激烈な交戦で低空飛行をしていたヘリコプター2機中の1機が墜落したと伝えた。アボタバドゥ/ TV提供
アルカイダのメディア組織であるサハブが‘カブールからモガディシュまで’と表現したように、アルカイダ支部はイスラム全域に布陣している。アルカイダと連携したり追従している団体まで含めれば、全世界70ヶ国に広がっているという指摘も出ている。アフガンに次いで最大の対テロ前線であるイエメンで米軍の目標物であるアラビア半島アルカイダはすでに中東民主化デモ以後 最も活発な動きを見せる支部だ。この他にイラクの‘ジャマアート アッタウヒドゥ ワルジハード’、アルジェリアの‘イスラム マグレブ アルカイダ’、リビアの‘リビア イスラム戦闘グループ’等が代表的だ。
チョン・ウイギル先任記者 Egil@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/475973.html 訳J.S