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原子力発電所、地震・津波に安全‘ではなかった’

原文入力:2011-04-17午後09:20:50(785字)
文部省、教科書副教材 修正へ

イ・ヒョンソプ記者

←小学生用‘わくわく原子力ランド’と中学生用‘チャレンジ! 原子力ワールド’

‘原子力発電所は大きな地震や地震津波にも耐えられるように設計されている’という内容の日本教科書副教材が修正される。福島原子力発電所事故で事実と違うということが確認されたためだ。

高木義明 文部科学相は15日午後、記者会見で「今回のこと(福島第1原子力発電所の事故)に照らしてみて(副教材として)事実に符合しない所は修正するだろう」と話した。小学生用‘わくわく原子力ランド’と中学生用‘チャレンジ! 原子力ワールド’(写真)という名前の副教材は原子力発電所に対し各々‘地震が起きても放射性物質は抜け出ないように丈夫に保護されている’、‘大きな地震にも機能を失わない’と説明されている。

この副教材は文部科学省と資源エネルギー庁が昨年2月に1500万円(1億9600万ウォン)をかけて発行し、全国の学校に配布し、原子力発電所の安全性と経済性を強調する内容で構成されている。この副教材は原子力文化振興財団ホームページからもダウンロードできたが、去る13日に削除されたと<読売新聞>は16日伝えた。

日本語で‘副読本’と称する副教材は、教科書の不足した内容を補充することができるよう製作する本で、安全教育や社会、体育、道徳などの科目で広く使われている。普通、地方自治体の予算で購入するが、原子力発電所関連副教材は中央政府が直接製作し配布した。

イ・ヒョンソプ記者 sublee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/473452.html 訳J.S