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"NATO軍 必要ない…失せろ" リビア反政府軍-NATO 葛藤高調

https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/472154.html

原文入力:2011-04-08午後11:09:53(1304字)
相次ぐ誤爆で犠牲者増え、カダフィ軍 勢い崩せず

チョ・イルジュン記者

リビア事態に軍事介入した西側の北大西洋条約機構(NATO)とリビア反政府軍間の不信と葛藤が危険水位に駆け上がっている。NATO軍の相次ぐ誤爆により反政府軍と民間人の犠牲が増加している上に、NATO軍の空襲にも関わらずカダフィ地上軍の勢いもたやすくは崩れないでいるためだ。

リビア反乱軍の戦車と装甲車、輸送トラックなど軍用車量30台余りが7日、東部アズダビヤとプレガ間の戦線で戦闘機などの集中空襲を受けた。最近一週間だけですでに3回目だ。反政府軍指導者のアブドル パタフ ユニスは「この日の空襲で4人が亡くなり14人が負傷した」と明らかにした。彼は「反政府軍がNATOにT-55タンクとT-72タンクをベンガジからプレガへ移動させると事前に通知した」とし「我々はこの日の空襲がNATOの誤爆だと見る」と話した。アズダビヤの医療スタッフは<BBC>放送に「少なくとも13人の反政府軍がNATO軍の空襲で亡くなった」と確認した。

アズダビヤではこの日、カダフィ軍が都市近隣まで進撃したといううわさが広がり、住民数千名が避難したと<AFP>通信が伝えた。反政府軍では積もり積もった不満が爆発した。「我々はこれ以上NATOは必要ない」「NATOは失せろ」という声も溢れでた。反政府軍戦士のオマル ムハムマドは「カダフィ軍は西部にいるのに、NATO軍はどうして東部のプレガに爆弾を落とすのか」と怒りを爆発させた。NATO本部は誤爆説を確認しているとし、カダフィ軍が民間人を人間の盾として活用していると主張した。

リビアの戦況に対する西側の評価も交錯している。フランスのアラン チュィペ外相はこの日「今、問題はカダフィが権力の座を守ることができるのかではなく、彼がどんな状態で退くのかということ」としつつ、カダフィ政権の崩壊を楽観した。しかし、米軍アフリカ司令部のカーター ハム司令官はこの日、上院聴聞会で 「反政府軍がカダフィを追い出す可能性は低い」と話した。彼はリビアの現在の状況が政府軍と反政府軍が対立した中で「膠着状態に陥っていると見られる」と指摘した。

一方、レジェプ タイイプ エルドアン トルコ総理は7日、リビア事態の平和的解決のための仲裁案を公開した。カダフィ軍が包囲した都市での休戦、人道主義的緩衝地帯設置、自由選挙を含む政治日程交渉など3段階のロードマップだ。トルコ政府はこの仲裁案が外交交渉に乗り出したアブドル アティ オベイディ リビア外相を通じてカダフィに伝えられるだろうとし、リビア過渡国家評議会のムスターファ アブドル チャリル議長も仲裁案に‘肯定的反応’を示したと明らかにした。 チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr

原文: 訳J.S