原文入力:2011-03-22午後10:04:17(1064字)
"東京の南側の部隊 優先撤収 論議"
クォン・テホ記者、ホン・ソクチェ記者
日本原子力発電所の放射能汚染憂慮で米国が駐日米軍の義務撤収方案を検討中だと知らされた。
<CNN>は21日(現地時間)米国の高位国防省官僚が「米軍当局が放射能汚染数値が上がっている日本から数千名の米軍と家族を義務的に撤収させる方案を検討している」と話したと報道した。
この官僚は 日本にいるすべての米軍部隊を撤収させる方案ではなく東京の南側にあたる神奈川県、横須賀にいる米軍部隊について優先撤収論議が集中していると伝えた。横須賀は日本にある米軍の最大海軍基地だ。米軍は現在一定の基準により放射能数値を継続的に測定している。
横須賀基地の軍人らの撤収議論は日本地域を総括する米太平洋司令部が提起し、以後の議論はワシントンでも進んでいるとこの官僚は伝えた。この官僚は「(現在の論議での懸案は)厳格な非常計画(コンティンジェンシー プラン)であり、万一(状況が急激に悪化し撤収を)急ぐべきだとなれば、C-17のような大型軍輸送機などを利用して進行されるだろう」と説明した。これに対し、太平洋司令部の高位官僚は「状況を綿密に点検しており、慎重に行動する」とだけ話した。太平洋司令部は声明を通じ 「現在、撤収は国務部ガイドラインに従い希望する米軍家族と軍務員に対してのみ提供されている」と明らかにした。
この日、横須賀基地で整備を受けた航空母艦ジョージ・ワシントン号も横須賀港を離れた。日本<産経新聞>オンライン版は米海軍第7艦隊関係者の言葉を引用し「(ジョージ・ワシントン号の横須賀港出港は)軍艦の能力と(地震)被害の複雑な性質を同時に考慮した予防次元の措置」と明らかにした。この新聞は今回の出港が福島原子力発電所から風に乗って飛んでくる放射性物質を避ける目的だという点を間接的に示唆したものと指摘した。また、この新聞は米国防総省が米軍の福島原子力発電所から半径50海里(約93km)以内への接近を原則的に禁止したと伝えた。一方、米軍家族らは19日に230人、21日に154人が日本を離れ米シアトルに帰った。 ワシントン/クォン・テホ特派員、ホン・ソクチェ記者 ho@hani.co.kr
原文: 訳J.S